韓国の代表セカンドはポスティングでのメジャー行きなるか タイムリミットまであと2日 #専門家のまとめ
韓国を代表する二塁手、キム・ヘソン(金慧成=キウム)は昨年12月4日にMLB移籍に向けたポスティングシステムの申請手続きを所属球団を通して行った。翌5日に公示されMLB各球団との交渉が始まったが、現時点で契約の知らせは届いていない。交渉期限は1月4日の午前7時(日本、韓国時間)。キム・ヘソンは海を渡るのか?
ココがポイント
エキスパートの補足・見解
これまで韓国KBOリーグからポスティング制度を利用してMLB球団とメジャー契約を結んだのは7選手。そのうち4人がキム・ヘソンが所属するキウム(前身のネクセンを含む)の選手だ。所属選手の早期海外進出の意向を積極的に受け入れてきた。
同球団はKBO10球団で唯一、親会社所有ではなくスポンサー企業からの命名権料で運営する方式をとっている。現球団名は命名権を取得した「キウム証券」に因む。
選手補強に大きな投資はせず、他球団とのトレード時には相手の主力選手ではなくドラフト指名権の譲渡(次年度入団の新人ドラフトの上位ラウンド指名権)を選択することもある。育成に主眼を置き、有望な新人選手を獲得し戦力強化を図ることを方針としている。
キウム球団にとってキム・ヘソンのメジャーへのポスティング移籍は「ポスティングマネー」を得ることも含めて既定路線。もし実現に至らなかった場合、球団がどのような対応を取るのか注目されている。