車中泊キャンプのメリットとマナー【トラブル】を防ぐ為に事前に知っておきたい対策法
ソロキャンプをやってみたいけど、キャンプ道具を揃えると出費が増えてしまう…
そんな時は、テント泊ではなくキャンプ場で「車中泊」という方法もあります。
車中泊なら高額なテントやシュラフ、マットなどを買い揃える必要がありません。
自宅で使っている毛布や布団をキャンプ道具に流用することも出来ますからね。
ただ、車中泊が可能な駐車場と違ってキャンプ場では知らない内に他のキャンパーに迷惑をかけてしまう事もあるのです。
キャンプブームになったコロナ禍以降は、マナーの問題で車中泊禁止を掲げるキャンプ場もあるみたいですからね。
この記事では、車中泊でキャンプをするメリットとマナーについて紹介します。
車中泊でキャンプする利点
車中泊でキャンプする場合の4つメリットを挙げてみました。
①テントが必要ない
高価なテントを購入する必要がないので、ソロキャンプを始める際のハードルが下がります。
テントの荷物を減らせるので車内の就寝場所を広く取れる利点もあります。
②時間を有意義に使える
キャンプの作業で時間を費やす「テントの設営や撤収」「夜露で濡れたテントの乾燥」「キャンプ道具の積み下ろし」。
これらの時間が省けるので、時間を有意義に使うことができます。
テントを張る必要が無いので、暗くなってから到着しても安心ですし、テントの撤収作業が必要ないので朝早く出発できる利点もあります。
就寝時は車中泊で、それ以外の時間をタープの下で過ごすスタイルがおススメです。
③自然界の危険から身を守れる
車の中で眠っていれば、猪(イノシシ)や熊(クマ)などの危険動物が出没しても安全です。
もし、雷雨、積雪などの悪天候に遭遇しても車内に避難すれば安心です。
④防犯面で安心
車のドアをロックすれば、犯罪の被害に遭う確率も少なくなります。
防犯面でも安心できます。
知らない内にやってしまう車中泊のNG行為
夜、テントの中にいると外の音が とってもクリアに聞こえます。
風の音、秋虫の鳴き声、野生動物の足音など…
そして、隣のテントで話をしている声もハッキリと聞こえます。
そんな環境では、車中泊をする際に発する音で迷惑をかけてしまう事があります。
以下は、その例です。
・ドアの開閉音がうるさい
・半ドアの警告音がピーピーうるさい
・カーステレオの音楽がうるさい
・自動車のエンジン音がうるさい
・車内での電話の話し声がうるさい
次の項では対策とマナーについて考えてみます。
ドアの開閉音
自動車の乗り降りだけでなく、道具を出し入れする際にドアを開閉すると大きな音が出ます。
特にハッチバックやスライドドアを閉める音は大きいので、静かなキャンプ場では響きます。
なので、夜になったらドアの開閉回数を減らします。
そして、バタン!と音を出さずに車のドアを閉める方法もあります。
それは、車のドアを半ドアの状態まで閉めた後、両手で体重を掛けてジワっとドアを押すとカチッと音がして完全に閉まります。
エブリイ限定かも知れませんが、この方法ならスライドドアでも閉める時に ほとんど音がしませんのでお試しあれ。
半ドアの警告音
自動車には、車のキーを入れて「半ドア」や「ドアが開いた」状態になると警告音が鳴る装置が備わっています。
このピーピー音も、意外に響くのです。
キャンプ場に着いたら、すぐに車の鍵を抜いておくと良いでしょう。
カーステレオの音楽がうるさい
キャンプ場では、自然界の音を聞きながら静かに過ごしたいと思っている方が多いです。
なので、音量が小さくてもカーステレオから音楽が流れると目立ちます。
大音響で音楽を流すのは、車でなくても静かなキャンプ場では厳禁ですね。
音楽鑑賞はヘッドフォンを使ってスマホで楽しみましょう。
自動車のエンジン音がうるさい
車のエンジン音は日中なら気になりませんが、夜になると耳障りになります。
周囲が寝静まった夜遅い時間から、『小腹が減ったので車でコンビニへ買い物に行く』『携帯電話を充電するためにエンジンをかける』などの行為は、混み合ったキャンプ場では控えましょう。
テントの中にいても、移動する車のヘッドライトに照らされると眩しいですからね。
車内での電話の話し声がうるさい
車のドアを閉めて車内にいると意外に外の音が聞こえるように、車の中の音も外に聞こえます。
夜中に携帯電話のおしゃべりに夢中になって、つい大きな声でしゃべると周囲に聞こえる場合があります。
車の中でも静かに過ごすのがマナーです。
最後に
夜でも車が頻繁に出入りする道の駅などでは気にならない「車中泊の音」。
でも、その「車中泊の音」は静かなキャンプ場では「騒音」になる事をお忘れなく。
車中泊でキャンプをする際に明確なルールなどはありませんが、「音」のマナーを守ってトラブルの無いキャンプライフを過ごしたいですね。