【宗像市】いちごパフェが人気の「喫茶店」苺は一時休み♫でもフルーツパフェも絶品!昭和が香るお店紹介。
カフェというより喫茶店と呼ぶのがピッタリのお店「しおん」は、JR東郷駅すぐのビル2階にあります。
ネットで検索すると「いちごパフェ」の画像がたくさん出てくるので気になっていました。
時期的に「いちごパフェ」は食べられないかも?と思いながら、階段をのぼります。
店に入ると出迎えた年配の女性が、とても気さくに話しかけてくれました。
◇「しおん」はビルの2F
JR東郷駅日の里口を出てすぐのビルの2階に「COFFEE Sion」という文字が見えます。
ここが「いちごパフェ」で人気の『しおん』です。
2階へは少し急な階段をのぼります。
◇「しおん」の店内
ドアを開けて真っ先に目に飛びこんできたのは、美しいカサブランカの花でした。
「きれいですね」があいさつ代わりになり、店主らしき年配の女性と話が続きます。
カサブランカの向こうに見える店内は、とてもレトロチックで、懐かしい感じがしました。
女性の話を聞くと姉妹でいとなむこの喫茶店は、昭和53年にオープンして以来45年間変わらずここで営業をつづけているそうです。
厨房になっているカウンター内の棚にある置物も、なつかしさを感じさせてくれます。
◇「しおん」のメニュー
メニューを見せてもらいました。
以前はランチも提供していたそうですが、今はおもにデザート中心で、常連客の要望にこたえて「冷麺&中華そうめん」はメニューに残っています。
◇フルーツパフェをオーダー
「いちごパフェ」は予想通り終了していたので「フルーツパフェ」850円(税込み)を注文しました。
オーダーを決める間も話が盛り上がり、お店の歴史なども聞けました。
お姉さんがはじめた店を手伝うようになって今に至り、現在はおもに自分が店を切り盛りしていると言います。
「いちごパフェ」は来店客がSNSに投稿したのがきっかけで大変な評判になり、階段で順番待ちをする人が3時間並んで、着席後も1時間待つこともあったそうです。
遠方からたずねてくる人もいて、予想外の人気ぶりに驚きながらも皆さんに心から感謝している、とほほ笑む様子に人気店の理由を見た気がしました。
おしゃべりをしながら「フルーツパフェ」を待っていると、手で支えながらテーブルに運んできてくれたそれを見てビックリ!
「フルーツパフェ」というよりフルーツの盛り合わせにクリームがそえられているみたいです。
果物には目がないので、こんなサプライズは大歓迎と喜んでいただきました。
一般的にパフェに乗っているフルーツは、いろどり重視で大きさは控えめなものがおおいように思っていました。
ところがここでは、しっかりとフルーツを味わえる大きさです。
まずクリーム西瓜の大きさにビックリ!初物でした。
つづいてパイナップルにメロン、皮入れ用の別ざらにのせて味わいます。
使われているフルーツは覚えている限り8種類です。
*メロン
*クリーム西瓜
*桃
*リンゴ
*パイナップル
*バナナ
*スモモ
*キーウィ
中心におさまっているアイスクリームを生クリームと一緒に口に入れると「パフェ」だったことを思い出します。
コーンフレークやスポンジを加えることなく、フルーツとアイス&生クリームだけで構成された、純粋とも思える「フルーツパフェ」に出会いました。
この量のフルーツを手間かけて提供するのに、850円という価格は決して高くないと納得して完食です。
◇いつまでもあって欲しい喫茶店
閉店時間が近く、来店客がなかったのでつい話に花が咲きます。
ようやくレジを済ませ外に出ると、ツバメの巣に気が付きました。
シャッター内に巣を作ったツバメのために早朝と夜、シャッターの開閉だけに店に来ると教えてくれます。
階段下の入り口には、子どもたちが喜ぶからと、首振り玩具を置いているそうです。
「せっかく来てくれた人をがっかりさせたくないので、店は休みません」といいます。
どの言葉にも思いやりを感じて、気持ちがほっこりしました。
たっぷりのフルーツを使ったパフェでおなかを満たし、店主との会話で心が満たされる『しおん』は、何度でも行きたい喫茶店です。
◆店舗情報
所在地/〒811ー3425 宗像市日の里1丁目3ー2
電 話/0940ー36ー1215
定休日/基本的に年末年始以外は無休
営業時間/11:00~18:00
※定休日、営業時間に関しましては、変更の場合がありますので店舗にてご確認ください。