クルド人の友(2)イラン・イラク戦争
イラクのクルド人に希望を与えたのは1980年代のイラン・イラク戦争であった。緒戦ではイラクが優勢であったが、すぐに戦線が膠着し、次にイランが反攻に出た。これを苦戦しながらもイラクのバース党体制は、なんとか持ちこたえた。フセイン体制を救ったのはアメリカの支援であった。その崩壊が湾岸の産油諸国の生存を脅かすとアメリカは懸念した。
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