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クルド人の友(2)イラン・イラク戦争

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

イラクのクルド人に希望を与えたのは1980年代のイラン・イラク戦争であった。緒戦ではイラクが優勢であったが、すぐに戦線が膠着し、次にイランが反攻に出た。これを苦戦しながらもイラクのバース党体制は、なんとか持ちこたえた。フセイン体制を救ったのはアメリカの支援であった。その崩壊が湾岸の産油諸国の生存を脅かすとアメリカは懸念した。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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