トマトは「夏が旬ではありません!」八百屋が新常識を紹介
こんにちは八百屋歴10年の青髪のテツです。
みなさんトマトを食べていますか?トマトはサラダやスープ、炒め物などさまざまな用途で使える便利な野菜ですよね。真っ赤な見た目も特徴的で、料理の彩りにもなりますよね。
今回はそんなトマトの話をしていきたいと思います。
トマトは夏が旬ではない?
トマトは夏野菜だと思っていませんか?確かに夏のトマトもサッパリとしていて美味しいのですが、本来トマトは高温多湿が苦手なので、日本の夏は旬とは言ににくいんです。
そもそも、旬の定義は何かと聞かれると「最も流通量の多い時期」または「最も味の良い時期」ということになると思います。
流通量で言うと、5〜8月の流通量が多い傾向にあるので、旬は夏と言っても良いのかもしれません。ただ、最も暑い時期である7月〜8月は、北海道産や青森県産など東北より北の産地のトマトが流通の中心になります。つまり、東北より南の地域で見ると夏はトマトの栽培に適していない環境といえます。
そして「味が良い時期」と言う点で考えると、品種にもよりますが、夏のトマトは強い日差しで一気に育つため酸味が強く、水分量が多くなりサッパリとした傾向になります。一方冬から春に育つトマトはゆっくりと育つため、濃厚で甘みの強い傾向にあります。
何が言いたいのかと言うと「今!春のトマトは美味しい」ということです。正直、旬がいつかなんてどうでも良いのですが、この時期美味しいトマトをたくさん食べて頂きたいと思って書かせて頂きました。
トマトは春が美味しいまとめ
今回はトマトの旬について紹介しました。
トマトは年中品揃えされているので、なんとなく夏野菜なんだなと思っている方が多いのかなと思います。トマトは夏だけではなく、春も秋も美味しいのでたくさん食べて頂けると嬉しいです。
春の濃厚な味のトマトは、煮込み料理などにすると絶品なので、よかったら試してみてくださいね。
他にも「新鮮で美味しいトマトの選び方」や「八百屋おすすめのトマトと卵の中華炒めのレシピ」という記事も書いているので、気になる方は読んでいてくださいね。