雁木がある地区に移住して10年、ライターのかどまるです。
皆様、「サイファー」という言葉をご存知でしょうか？日本語にはまだコレといった単語が当てはまらないものですが、ラップやダンス等集団で輪になってコミュニケーションすることをそう呼んでいます。

実は今、上越地区ではコロナ禍を経て上越サイファーが再活動スタート、しかもメンバーの構成がほぼ10代！
更にラップトーナメントを開催すると聞き練習へお邪魔してきました！

4/9（日）NOW ON NEVER

開催日　４月９日（日）
時間　　開場13:00～練習可能、開始15:00～
会場　　Amusementbar Kalabar（カラバル）
　　　　上越市高土町3-7-21
参加費　エントリー2,000円、観覧1,500円
＊いずれも１ドリンク付き
＊参加費は高校生以上のものです。（年齢制限無し！）
＊エントリーは公式アカウントからどうぞ！

高校生や社会人、様々なメンバー構成

お言葉に甘えて、いざ上越サイファーの練習場所へ。
毎週月曜16:00～20:00まで高土町のKalabar（カラバル）さんで行われています。

おお～、やってますね！
上越サイファーのプロデューサー阿部さんにお話お伺いしてきました！貴重な練習中にお邪魔します！

まず上越サイファーについて教えてください！

阿部さん「ラップというとバトル動画等がYouTubeでよく見られていますが、僕らは普段はそういう感じとは少し違っていてピースフルな感じというか、仲間との一体感を得られるようなパフォーマンスを普段行っています」

ほんとだ、よく聞くと「取材来て緊張してる」とか今の気持ちをそのまま8小節にのせてますね（笑）

阿部さん「今日来ているかたくりこさんは僕と同世代の20代で柿崎から、白い帽子のmu$a$hi（ムサシ）はまだ16歳で１月にメンバーになったばかりですが新潟市のほうへ遠征もしていて、もうファンもいるんですよ！」

凄い！頼もしいですね！

阿部さん「ええ、コロナ禍で今までほとんど活動できなかったのもありますがありがたいですよね。武蔵の他にもメンバーは市内のあちこちの高校から集まってきています」

練習やイベントの開始時間が早いのはそういう配慮もあるみたいです。

1人より2人、上越サイファーのホームはなんだか暖かい

阿部さん「コロナ禍で状況が変わったというのもありますが、関連の動画再生数自体は伸びていますし興味がある人は結構いるんじゃないかなと。1人でもできないことじゃないんですが、野球で例えると壁に向かってボール投げてるみたいなものです。でも2人ならキャッチボールになります」

なるほど、言葉は受け方や相手が使う内容によってどんどん変わってきますもんね

阿部さん「ええ、しかもこうして集まっているということがわかれば興味ある人も集まってくれるかなと思います。こういう場所もありますし」

場所？そういえば…

阿部さん「そう、普通こういうことって駅前や公園でやっているでしょう？上越サイファーはこの店舗がホーム。音響も揃っているし、恵まれているなあと」

こうして阿部さんとお話している間にもメンバーが集まって来て、その気持ちをテンポよくリズムにのせていく阿部さん。

そうか、サイファーのジャンルがどうのこうのの前にこんなにシンプルでストレートな感じでいいんだなと思いました。

そしてもう1つ、練習場所として貸しているお店のスタッフさんもまるで息子たちが集まってきたように暖かく見守っているのも印象的でした。
こういった文化は通常は屋外が拠点になるものであって、雪国だって例外ではないのです。
でもストリートでパフォーマンスするのも楽しいですが、こうして応援してくれる人や仲間が集まれる場所ってそうあるものではありません。

人が集まって、コミュニケーションとして音楽があって、言葉があって。
サイファーの面白さを垣間見ることができました！

興味ある人はまずは行ってみるべし！普段の練習場所へも身一つでOK！

mu$a$hiさんのようにお父さんがHIPHOP好きで「腹の中にいる頃から聞いてました（笑）」という人もいれば、阿部さんのように大人になってから始めたという人もいて様々なメンバーと音楽と言葉が集う「上越サイファー」、もしイベントに来ることができなくても普段の練習場所の見学はいつでもOKだそう。

まずはトーナメントで大会の雰囲気を味わうも良し、思い切って参加しても良し。
年齢制限もありませんし、しかも4/9のイベントには市外からも参加者がいるとか。
この機会にどっぷりと浸って楽しむのが一番だと思います！
巧みな言葉がテンポよく繰り広げられるラップトーナメント、興味がある方は是非お気軽に「上越サイファー」までお問合せください。

年齢も学校も様々な上越サイファー、これからも応援しています！