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台風6号の影響で、東京都心は31日連続の雨を観測。過去最長記録更新も?

杉江勇次気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属
台風6号の雲の様子(27日午前10時、ウェザーマップ)

台風6号は東海地方を北上中

台風6号予報円(ウェザーマップ)
台風6号予報円(ウェザーマップ)

最新の台風情報(気象庁)

昨日発生した台風6号は、紀伊半島の潮岬をかすめるように通過した後、きょう午前7時頃、三重県南部に上陸しました。今年初めての上陸台風となります。

その後、午前9時には三重県津市付近を北上しており、今後東寄りに進路を変え、今夜には山梨県付近で熱帯低気圧に変わり、あす朝にかけて、関東付近を通過する見込みです。

陸地を通るため、中心付近の風が弱まり、熱帯低気圧に名称が変わるものの、活発な雨雲を伴って東日本を通過していきますので、引き続き、局地的な非常に激しい雨の降るおそれがあり、警戒が必要です。

東京都心は31日連続の雨を観測

午前6時の天気(ウェザーマップ)
午前6時の天気(ウェザーマップ)

台風6号の外側の雨雲がけさ断続的に東京23区付近を通過し、東京都心(北の丸)でも一時的にザーザー降りの雨となりました。

東京都心では、ごくわずかにぱらつく程度の雨(0.0ミリ)も含めると、実にきょうで6月27日から31日連続で雨を観測しています。

6月の統計値7月の統計値、気象庁発表)

気象庁の統計がある1886年以降で、過去最長の記録は、今から65年前の1954年に記録した32日連続(6月19日~7月20日)で、この記録まであと1日に迫ってきました。

あす日曜日は熱帯低気圧が関東付近を通過していくため、東京都心で雨が降るのはほぼ確実とみられ、64年前の記録に並ぶことは間違いないでしょう。

あさって月曜日も雨が観測されれば、33日連続で過去最長記録を更新することになりますが、おそらく月曜日には東京都心を含む関東甲信地方でも、ようやく梅雨明けの発表がされると思われます。

ただぱらつく程度の雨は観測される可能性はあり、過去の記録を更新しつつ、梅雨明けとなることも想定内だと思われます。

気象解説者/気象予報士/ウェザーマップ所属

人の生活と気象情報というのは切っても切れない関係にあると思います。特に近年は突発的な大雨が増えるなど、気象情報の重要性が更に増してきているのではないでしょうか? 私は1995年に気象予報士を取得しましたが、その後培った経験や知識を交えながら、よりためになる気象情報を発信していきたいと思います。災害につながるような荒天情報はもちろん、桜や紅葉など、レジャーに関わる情報もお伝えしたいと思っています。

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