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ホークス柳田、今日は笑った。待望初安打&激走スライディング!

田尻耕太郎スポーツライター
ライト前へ強烈な打球(筆者撮影)

3番手・岩嵜翔が2回無失点

 8月13日、福岡ソフトバンクホークスの2軍は、佐賀・みどりの森県営球場で行われたウエスタン・リーグで中日ドラゴンズ2軍と対戦した。

【8月13日 ウエスタン・リーグ 佐賀 4,054人】

中日     000000000 0

ソフトバンク 00230001× 6

<バッテリー>

【D】●福谷(2勝1敗)、鈴木翔、清水――桂

【H】○中田(5勝3敗)、奥村、岩嵜――栗原

<本塁打>

なし

<戦評>

 ソフトバンクは三回、1番真砂の適時打で先制。さらに追加点を挙げて迎えた四回には5番田城、6番塚田の連続タイムリーの後に相手ミスも絡んでさらに得点を重ねた。

 先発した中田は6回5安打無失点の好投。3番手の岩嵜が今月3日以来の登板で2回零封した。(了)

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柳田悠岐「いつも通りのプレーが出来た」

画像

 もう涙は、気配すらなかった。

 出場後に笑顔で取材に応じた柳田悠岐外野手。「今日は練習がクソ暑かったッス」。いつものギータ節を何度もさく裂させていた。

 8日の広島戦(タマスタ筑後)で約4か月ぶりに実戦復帰し、あの時は感極まった表情を見せた。復帰2戦目。3番指名打者で出場した。初回の1死一塁の打席では初球を打って二ゴロ併殺打に倒れたが、ハイライトは四回先頭で回ってきた第2打席だった。カウント1―1からの3球目をライト前へ綺麗に弾き返した。復帰4打席目での待ちに待った初安打だ。

 さらに後続がヒットで続き二塁へ。そして5番・田城の右前打で一気に本塁へ生還した。三塁コーチャーの井出コーチがストップをかけたが「止まれんかったッス」と加速。本塁へは右足から滑り込んだ。

「いつも通りにプレーできた。点が入るなと思って走ってました」

14日のタマスタ筑後では松坂vs柳田が実現か!?

 この日予定されていた最後の第3打席は空振り三振に倒れ、3打数1安打という結果だったが、完全復活へ大きく前進するプレーぶりを見せてくれた。

 明日14日、タマホームスタジアム筑後に舞台を移して行われる同戦では守備に就く予定。この日の試合前練習で動きを確認済みで、柳田本人も「その予定です」と語った。

 また、中日は松坂大輔投手の先発が見込まれている。

「楽しみッスね」

 観戦するファンだけでなく、柳田自身にとっても心ワクワクする対決が実現するかもしれない。

(文中写真は筆者撮影)

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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