【高知市】梅雨の退屈を吹き飛ばす!「高知まんがBASE」で体験する漫画の世界
高知市も梅雨に入り、外に出るのが億劫になる時期になりましたが、そんな時こそ訪れて欲しいのが「高知まんがBASE」です。
この施設では、まんがに関する様々な体験や情報が提供されており、まさにまんが好きにはたまらないスポットです。
梅雨の退屈を吹き飛ばし、雨の日でも充実した時間を過ごせる「高知まんがBASE」の魅力をご紹介します。
「高知まんがBASE」は、高知城の追手門の隣、高知県立公文書館内にあります。
高知県立高知城歴史博物館から追手筋を渡り、北側へ進むとすぐに見えてきます。専用の駐車場はありませんので、周辺のコインパーキングをご利用ください。
「高知まんがBASE」は、テーマごとに3つのフロアに分かれた構成となっており、1階の「まんが王国・土佐紹介コーナー」では、高知のまんが文化や、地元出身の漫画家たちの貴重なアイテムを展示しており、高知のまんがに関する歴史や情報を提供しています。
同じ1階フロアにある「まんが読書コーナー」の入口には、訪れる人なら誰でも利用できる「誰でもまんがらくがきボード」が設置されており、自由に絵を描いたり、アイデアを表現したりすることができるスペースがあります。
ここでは、子どもから大人まで幅広い世代に親しまれている雑誌や単行本が、約14,000冊も揃っています。さまざまなジャンルがあるので読み応えがあります。
ソファーやイスがあるので、ゆったりと好きな本を読むのにピッタリな空間です。
小さなお子さんは靴を脱いで絵本などを読めるスペースもあるので、のんびりと親子で読書を楽しめます。
私のおすすめは3階にある「まんが交流室 まんがルーム」です!
プロの漫画家も使用するペイントソフト「クリップスタジオ」を導入しているので、タブレットを使ったデジタル作画体験ができます。
気軽に挑戦できるので、未来の漫画家を目指す方にはぜひ体験して欲しいコーナーで、まんがを読むだけでなく、自分で描く楽しさも味わえます。
実際にスタッフがタブレットを使用して説明してくれたのですが、この下書きが本格的なデジタル作画に仕上がる工程を見て、驚きました。
作画スタッフは高校時代に漫画部に所属し、まんが甲子園に出場した経験があり、現在も自費出版で漫画制作活動を続けているので、初心者にも丁寧に操作方法などを教えてくれます。
作画を体験に来た方には、直接教えるというよりは、つまずいたところや分からない部分に対する助言をしながら、その人が自由に描けるようサポートしてくれます。
自分がやりたいことに必要な道具やアイテムが何かわからないときも、専門知識を持つ方から、わかりやすいアドバイスをもらえるのもうれしいですね。
漫画制作に必要な技法書が豊富にあり、プロ仕様の画材を使用して作画することも可能です。土日祝日には、漫画やイラストの作品作りに訪れる方が特に多くなります。
このような環境は他県では珍しく、高知県が漫画文化を積極的に支援しているおかげですね。
ここから将来の漫画家が誕生してくれるといいですね。
年に数回、プロの漫画家やアニメーション制作会社の協力で教室が開催されます。6月23日には、初夏のミニイベントとして「涼風をはこぶうちわ作り」が開催されます。自由に絵を描いて、自分だけのオリジナルうちわを作ることができます。夏祭りやよさこい祭りなどにうちわを持参するのも楽しいですよね。
このイベントは13時から16時の間に開催され、事前予約は不要で、参加費は無料です。
老若男女問わず、好きなまんがを楽しめる「高知まんがBASE」は、さまざまなまんがと出会い、楽しみ、集い、学べる場所です。
まんがファンにとっては夢のような空間です。これから続く梅雨の時期、雨音をBGMにまんがの世界に没頭する至福の時間を過ごしに訪れてみませんか。