【広島市】世界に一つだけのアクセサリーを作ってみない?「namida_works」に行ってみた!
リングやバングル、イヤリングにチョーカー、トレイにスプーン。世界に一つだけのアクセサリー作りを楽しめる素敵なワークショップを毎月開催しているのが「namida_works(ナミダワークス)」です。今回取材に行って来たのでたっぷり魅力をご紹介します!
namida_works(ナミダワークス)とは?
広島市安佐南区長束にアトリエを持つナミダワークス。真鍮でできることを追求している田村篤史さんが以前やっていたバンド活動時の名前「なみだ。」から名付け、2017年にナミダワークスとして作家活動をはじめました。
田村さんは子どもの頃から創作や表現することが好きで、イラスト・漫画・アクセサリー作り・作詞・作曲・編曲・デザインなどに興味を持ち、学生時代から精力的にバンド活動をしてきました。
音楽で表現活動をする傍ら20代前半の頃にはアクセサリーが好きなことからペアジュエリーショップに勤め始めます。
当時、ショップで扱っていたアクセサリーはシンプルなデザイン性のものが多く、もともと針金アクセなど奇抜なアイデアのものが好んで作ってみていた田村さんは次第に『もっとおもろいアクセサリーはないんか?』『自分の思い描くモノを作りたい』という熱い衝動に駆られはじめます。
そんな時に彫金教室を始めようとする師匠との出会いがあり、4年間彫金の技術を学び、今のナミダワークスの作家活動に繋がっていくこととなります。
活動初期は広島パルコに新館ができてからしばらく経った2010年ごろ。作る楽しさを覚え始めた田村さんは次に見せることを検討しはじめ、そのころ広島市ではお手本がないマルシェイベントを仲間たちと立ち上げ一緒に特技・趣味の見せる場所として打ち出しマルシェを開催していたとのことです。
今でこそ広島市ではマルシェなどのイベントが盛んに開催されていますが、こういった時代背景や、田村さんの新しいことに果敢に挑戦してきたお話を聞けることは、とても貴重に感じました。
ナミダワークスの由来はバンド時代から掲げる自己表現のテーマから。『喜怒哀楽の最上級に添えられる涙。』がテーマで音楽活動していたバンド名『なみだ。』に由来していて、継続してその価値観で表現していく想いから、ナミダワークスという事業名として活動されています。
はじめは『趣味の延長』くらいの気持ちで始めた金属加工でしたが、次第に『ものづくりに ”親しみ” を感じてもらえたなら』という想いが芽生え、社会的な役割ととらえて『真鍮と白真鍮でできること』を追求されています。
現在は作家活動をする傍らアトリエで予約制のワークショップを開催し、様々な人に彫金の面白さ、モノづくりの魅力を伝えています。
彫金以外のものづくりにも様々なアートワークに興味を持ち、今できる事を大切にしながら日々制作を行っています。
実際にワークショップに訪れたお客さんの中には、通い詰めて真鍮作家としてデビューされた方もいるとのことでとても驚きました。
ワークショップではどんなものを作れるの?
ナミダワークスのワークショップでは田村さんの作品を購入することができるのはもちろんのこと、自分で世界に一つだけの真鍮を素材としたアクセサリーやスプーン、トレイなどの日用品を作ることができます。
ワークショップには1人での参加、友人やカップル、最年少さんでは4歳のお子さんと一緒に来られた家族連れなど幅広く、いろいろな人達が参加しているとのことです。
素材として使うのは真鍮(しんちゅう)と白真鍮(しろしんちゅう)。真鍮は磨けば華やかな18金のように美しい輝きを放ち、使い込んでいくと深みのある渋い金色に育っていく魅力的な素材です。
また真鍮には銅が含まれていることで抗菌作用があり、非常に衛生的で金属アレルギーの方でも余程過敏でなければ安心して着用することができるとのことです。
白真鍮は洋白とも呼ばれる金属で銅と亜鉛、ニッケルから構成される合金。銀は含まれていないため少し色の暗いシルバーカラーが特徴です。
身近なモノで例えるなら、バネや硬貨、フルートやトロンボーンに使用されています。真鍮と同様、磨けばピカピカに光る魅力的な素材です。
ねじったり、曲げたり様々なデザイン性が面白い!まさに自由。作る人の個性が光りそうです。そして金色や銀色の輝きや渋さがよりいっそう魅力を引き立ててくれます。
『こんなの作ってみたいな』『こういう事できるの?』という要望も田村さんが一緒になって考えてチャレンジしてくれます。
いろいろな形で作られたネックレスも個性的でとてもオシャレでした。ナミダワークスではホームページからオーダーメイドの注文もできるとのことです。
通常の商品もオンラインストアで購入可能です。魅力的なアイテムを多く取り揃えているので是非チェックしてみてくださいね。
スプーンやフォークなどの日用品も作ることができます。一般的なジュエリー屋さんのワークショップはテーマを決めて開催することが多いのですが、ナミダワークスでは自由度の高いモノづくりを楽しむことができるのも魅力の一つです。
アトリエの様子や制作の雰囲気をこちらの動画から確認できます。カッコいい動画なのでぜひチェックしてみてくださいね。また公式Instagramやtiktokにも作品やワークショップの様子が日々アップされているので要チェックです♪
※出典:namida_works(ナミダワークス)公式YouTubeチャンネル
ワークショップの予約方法
ワークショップの予約方法はナミダワークスのホームページから日程(カレンダー)の確認をして記載されているメールアドレス宛に問い合わせる方法と、ホームページで日程の確認してナミダワークスの公式InstagramにDMする方法があります。また、じゃらんネットから予約することも可能です。
namida_works(ナミダワークス)モノづくりへのこだわりや思い
取材を進めていく中で、田村さんと様々なことを話しました。その中でとても印象的だった言葉が、モノづくりへのこだわりです。素敵な言葉だったのでここで紹介させていただきます。
これからnamida_works(ナミダワークス)のワークショップへ来られる方へ
取材の最後に田村さんにこれからワークショップに来られるみなさんへ向けたメッセージをお願いしました♪
『多分、彫金をやったことのない人が多いと思うけど、木工に近いほど始めやすく親しみやすいものだと思うし、本格的なモノも作れます。難しいかなと思う人もまずはやってみて感じて欲しいです。キャッキャッしながら楽しくできたらと思います♪お気軽にお問い合わせください。』
まとめ
今回ナミダワークスを取材させていただいて、金色銀色に輝き独特の渋さやデザイン性をもつアクセサリーの数々にとても魅了されました。
広島市にこんなに面白い、自由度の高いワークショップを開催している場所があるんだと知ることができて良かったです。アトリエ内も堅苦しいものではなく、ゆっくりと作る&くつろげる素敵な雰囲気をもっています。
この良い場所をつくりだせているのは田村さんの人間性にとても魅力があるからだと思います。今回の取材中でも終始いろいろな話をして、とても楽しい時間を過ごせました。
田村さんは言葉を大切にしていたり、人とコミュニケーションをとるのが大好きなんだなと感じました。きっと今まで訪れた人も田村さんの人間性に魅力を感じた人は多いだろうし、これから訪れる人の中にもそう感じる人が多いはず。気さくでユーモアがあって、たくさんの知識をもっていて頼りになる兄貴的な存在でした。今回快く取材を引き受けてくださり本当にありがとうございました!
ナミダワークスで心をこめて作ったアクセサリーはきっと愛着がわくだろうし、身に着けたり、眺めるだけでもその時のことを思いださせてくれる魅力的なモノだと私は思う。
この機会に世界に一つだけのアクセサリーと大切な思い出づくりをするのはどうだろうか?今回の記事を読んで気になった人はぜひnamida_works(ナミダワークス)へ足を運んでみてくださいね♪