リング禍を乗り越え、デビュー以来13連勝を飾ったチャールズ・コンウェル
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00202035/top_image.jpeg?exp=10800)
米国ミドル級代表選手としてリオ五輪に出場したチャールズ・コンウェル。2017年4月21日のデビュー以来、今日までに13連勝(10KO)を飾り、世界タイトルが射程圏内に入った感がある。
![Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00202035/image01.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
10月7日に行われた直近のファイトも、ウェンディ・トゥサイント[戦績:12勝(5KO)1敗]を第9ラウンド2分42秒で下した。
とはいえ、ハイチ出身でニューヨーク州ハンティントンに居を構え、スクールバスの運転手、ボランティアの消防士として働くトゥサイントも粘りを見せた。8ラウンドのコンウェルは劣勢に立たされた。
![Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00202035/image02.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
身長175センチと、スーパーウエルター級としては背が低いコンウェルだが、パワーはある。
![Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00202035/image03.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
7日のファイトも右アッパーをトゥサイントの顎にクリーンヒットし、試合を決め、自身の持つUSBAスーパーウエルター級タイトル2度目の防衛に成功。
同タイトルは、現WBA/WBC/IBF同級王者であるジャーメル・チャーロも巻いている。
![Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00202035/image04.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
試合後、コンウェルは言った。
「まぁ、合格点かな。いい試合が出来たとは思う。でも、反省点もあるね。毎ラウンド、トゥサイントを倒そうと考えていた。もっとボディを打たないと。今日の俺のパフォーマンスは、Cプラスってところだ」
![Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00202035/image05.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
「自分は、もっといい仕事が出来ると思っている。直ぐにジムに戻って、ハードな練習を続けるよ。俺の目標は世界王者だからね」
![村田とスパーする在りし日のパトリック・デイ 撮影:山口裕朗](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00202035/image07.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
2019年10月12日、コンウェルはUSBAタイトル初防衛戦でパトリック・デイと戦った。デイは村田諒太のスパーリングパートナーとして、来日した選手である。
コンウェルが3度ダウンを奪い、最終10ラウンド1分46秒でKOを飾る。
試合後、脳にダメージを負ったデイはストレッチャーに乗せられて病院に運ばれた。緊急手術を受けたが、4日後に還らぬ人となった。
![Photo:Amanda Westcott/SHOWTIME](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00202035/image06.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
デイの思いも胸に、コンウェルは世界タイトルを目指す。
「俺は誰とでも戦う。正直な話、次戦は元世界王者とか、世界タイトルに挑んだ選手がいい。世界戦に繋がる試合にしたい」
ミシガン州デトロイトで生を享け、現在はオハイオ州クリーブランドで腕を磨く22歳のコンウェル。どんなキャリアを歩んでいくか。