最近、どんどんと意識が高まってきつつある「防災」。食べ物や防災グッズを備えたりと、できることから始めている人も多いのではないかと思います。

だけど、小さなこどもたちにとっては「何のこと？」という世界ですよね。実際に災害時に避難した経験もないので、防災ということを説明するにもちょっと難しいような内容です。

それを「楽しく遊びながら学ぶ」体験イベントが、さんちかホールと夢広場で9月17日から19日まで開催されているのですが、そこに可愛いキャラクターたちが登場しています。

神戸市民にはお馴染み「さんちかの3くま」、見たらすぐに分かりますよね。そう、避難所を想定してこの3びきのくまのためにお部屋を作ってあげよう！という企画なんです。

他にも、例えば段ボールで作るスツールやスリッパ、紙食器づくりなどもできます。3くまのお部屋はみんなで力を合わせて作っていきますよ。

だいぶ大きいお部屋なので、たくさんのみんなの協力が必要。ここでは創造的な遊びプラス、防災ということを学べます。ではでは、初日のこどもたちの様子を覗いてみましょう。

新聞紙でスリッパを作っていた兄弟は、3年生と6年生。防災って聞いたことある？と聞くと、少し考え込んで「あるけど難しくてよく分からない」と答えてくれました。

スリッパ作りはどうだった？の質問には「やってみたことなかったから楽しかった。けっこう簡単だった」と、お兄ちゃん。そこに「できたー！」と弟くん、色鮮やかなボンボリをつけたかわいいスリッパを見せてくれました。

困っている3くまたちを元気づけられるよう、こどもたちはたくさん頭を働かせて部屋を作っていきます。この3日間で、最終的にどんな風に仕上がるのでしょうか。

色のない寂しい雰囲気の避難所を少しでも明るく過ごせるように、なにが起きても前向きに考えられることができるように。災害の多いこの時代において、そんな心の余裕も必要なのかも知れませんね。

「イザ！救出大作戦！」では、毛布で担架救出ゲームや、ジャッキアップゲームなどが体験できますし、「防災博士の挑戦状」というコーナーでは、謎解きをしながら防災の知識を学べます。

スタンプラリーもあり、各エリアをまわってスタンプを集めると夢広場の受付で抽選にチャレンジできます。ガチャポンでかわいい3くまのグッズが貰えちゃうなんてラッキー。

連休のこの3日間、こどもたちも新しい友達ができるチャンスかも知れません。協力し合って作り上げていく楽しさや、学びもたくさんあるはず。かわいい3くまが、さんちかでみんなを待ってますよ。

イザ！3くまキャラバン！inさんちか