【福岡市】博多祇園山笠2024の飾り山を回ってみました。
お散歩ライターの石井つかさです。
福岡市民にとって大事なお祭りである、博多祇園山笠の飾り山を回ってみました。
博多祇園山笠とは
毎年、7月1日から7月15日に行われる祭りで、鎌倉時代に疫病が流行した際に神輿を担いで町内を回り、疫病退散を祈願したことに端を発するお祭りです。
毎年7月1日から14日まで飾り山という豪華な山車(だし)が福岡市内各地に展示されます。
大まかなスケジュール
7月12日『追い山ならし』:本番に備えて準備を行い山車を舁いて試走します。
7月13日『集団山見せ』:福岡市内を巡航し一般の方に公開します。
7月15日『追い山笠』:博多祇園山笠のクライマックスで、早朝の4:59分から博多エリアに設けられた全長約5kmのコースを山を舁いて疾走します。
今回は、その博多祇園山笠の飾り山6箇所を回ってきましたのでご紹介いたします。飾り山は博多人形師が作った絢爛豪華な博多人形が飾り付けられており、工芸品としても優れた作品と評価されています。
八番山笠 上川端町通
表題名:ガンダム 博多迅雷伝(がんだむ はかたじんらいでん)
ガンダムシリーズが放送されて45年の節目でアジアの玄関口・福岡は世界に向けてガンダムシリーズの魅力を世界に発信するためにモチーフに選ばれました。通常、飾り山は走らないのですが、この山笠は博多の街を駆け巡る、「走る飾り山笠」となっています。
九番山笠 渡辺通1丁目
表題名:愛と勇気のアンパンマン(あいとゆうきの あんぱんまん)
1988年から放送が始まったアニメで「愛と勇気」がテーマとなっています。博多人形での再現度が高く、見ていてホッとする飾り山となっています。
十一番山笠 博多駅商店連合会
表題名:ワンピース(わんぴーす)
大人気の国民的アニメをモチーフにした飾り山です。ワンピースのように様々な冒険を繰り広げ、子供たちの豊かな冒険心の創出、発展を祈願して造られています。
十四番山笠 ソラリア
表題名:黒田鍋島天神大普請(くろだなべしまてんじんびっぐばん)
福岡市の発展に関する歴史的事象や名前の由来などをイメージして造られた飾り山です。
十五番山笠 新天町
表題名:武門之棟梁清盛(ぶもんのとうりょうきよもり)
平清盛の戦功をモチーフにした作品で、博多の隆盛を支えた恩人への感謝を込めた飾り山となっています。
十七番山笠 天神1丁目
表題名:大江山酒呑童子(おおえやまのしゅてんどうじ)
源頼朝が渡辺綱や坂田金時らを従えて酒呑童子を討伐したというシーンがモチーフの勇ましい飾り山です。
山笠の期間は博多の街が山笠一色になり盛り上がります。最終日の追い山は、早朝4:59分からとなり、観光をするにもタイミングが難しいのですが、飾り山は期間中常設してありますので、ゆっくり見て回ることができます。
山笠期間中に福岡に来る予定のあるかたは、ぜひ山笠を楽しんで下さいね。