【富士宮市】校内農園で栽培した野菜を使い子どもたちが『あおぞらピッツァ』大塚さんのもとピザ焼き体験
青いゾウさんが目印の薪窯を積んだキッチントレーラーで富士宮産の食材をふんだんに使用した本格ナポリピッツァの移動販売をしている『あおぞらピッツァ』さん。
雄大な富士山の景色を愛でながらキッチントレーラーでピッツァを焼くのは、オーナーの大塚さんです。
大塚さんは2018年2月に富士宮市猪之頭地区に移住されました。
以前は都内のIT企業数社でマーケティング職に従事していましたが、市の移住支援と家族の後押しを受け、移住を決意されたそうです。
「今のお店があるのは地域の方のおかげ」と感謝する大塚さん。
井之頭小学校の校長先生に食育に絡めて何か学校に貢献できないか、相談して始まったのが、『ピザ焼き体験』。
基本的に2年生が対象で、毎年夏野菜ができる7月に生活科の授業の一環で実施し、今年で5回目になります。
今回は『あおぞらピッツァ』大塚さんが井之頭小学校でピザ焼き体験を行った様子をレポートしたいと思います。
9時に薪窯の準備も完了し、大塚さんご夫妻は9時10分に2年生の教室に行き、まずは自己紹介。今年は2年生、9人が参加しました。
マルゲリータの起源、イタリアの国旗、質問形式で生地についてと道具についてお話をしてくれます。
その後はピッツァの箱の組み立て方を実演しながら教えてくれました。
職業体験的な要素も取り入れて、子ども達はピザ屋さんとお客さん役に分かれます。1番の人が店に入り、2番の人がお客さんです。
「いらっしゃいませ。何にいたしますか?」
「マルゲリータください」
「少々お待ちください」
そして、ピザ焼き体験スタートです。
生地の広げ方も素早くやる子や慎重にやる子などみんなそれぞれ。
広げた生地にトマトソースを塗って、バジルを乗せ七富チーズ工房のモッツァレラチーズを乗せ、今年は畑の野菜以外に各自乗せたい野菜を持って来てトッピングしました。
持参品のトッピングはピーマン、とうもろこし、ミニトマトが多かったです。トッピングも左右対称だったり、放射状に対象に配置したり…「それぞれ性格があっていいな」と大塚さん。
ピザ台から窯に投入する難しい部分は大塚さんが交代し、その先は子どもが回転パーラーという窯の中に入れて、くるくる回転させる動作をやります。
窯内は400度あるので、入れると30秒くらいで耳がプクッと膨らんできて、炎がある左から焼き目がつくので、そのタイミングを一緒に判断して、出しては回して入れてを2度ほどやって完成です。
カットは自宅に持ち帰り、子どもたちは家に持ち帰り何人で食べるかによって、4、6、8カットなど様々。
11時からは近くの井之頭保育園の年長さんも、散歩で小学校まで来て、大塚さんが焼いたピザをその場で一切れずつ食べて頂いて保育園に帰りました。
ピッツァを頂いた年長さんたちも2年後に小学校で体験をする予定ということで、学年を超えた交流がなされています。
キッチントレーラーでおいしいピッツァを提供しているだけではなく、こうした地域奉仕をされている『あおぞらピッツァ』。
楽しくピザ焼きを体験しながら、子どもたちは自分たちの育てた野菜を使用すること食べ物の尊さを感じるとともに、食べ物はいろいろな人達の支えがあって、成り立っていることを理解する充実した時間になっていたようでした。
朝霧高原あおぞらピッツァ
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