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【葛飾区】今年の一番花は「浜風」!堀切菖蒲園で花菖蒲が開花、「初霜」も艶やかに咲く

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

都内屈指の花菖蒲の名所「堀切菖蒲園」で、今年最初の花菖蒲が開花しました。一番花となったのは「浜風」。白地に薄紫の筋が入り、立ち上がった鉾が濃い紫色に染まる花が、来園客の人気を集めています!
(写真はすべて2024年5月14日撮影)

尖った花菖蒲の葉がすくすくのびる堀切菖蒲園
尖った花菖蒲の葉がすくすくのびる堀切菖蒲園

京成線 堀切菖蒲園駅から歩いて10分ほど、閑静な住宅街に堀切菖蒲園があります。曲線を描いて広がる園内の「圃場(ほじょう)」では、約200品種・6000株もの花菖蒲が育っています。
園内中央の圃場の中には「令和6年度 堀切菖蒲園 一番花『浜風』」と書かれた札が立っています。5月11日に、この札のかたわらの株が一番花を咲かせたそうですよ!

一番に花を咲かせた「浜風」を紹介する札
一番に花を咲かせた「浜風」を紹介する札

筆者が訪れた日には、この株の最初の花は既に枯れており、次のつぼみを付けていました。しかし園内のあちこちで、同じ品種の「浜風」が美しい花を咲かせており、来園客の目を惹きつけています。

園内北側の圃場で咲く浜風
園内北側の圃場で咲く浜風

浜風の特徴は、わずかに紫がかった白い三枚の大きな花びらに、細い薄紫色の筋が入っていること。内側に立ち上がる「鉾」とも呼ばれる小さな花びらは、濃い紫色です。白と紫のコントラストが印象的な花は、遠くから見ても目立ちます。

南西側の圃場でたくさん花を咲かせる浜風
南西側の圃場でたくさん花を咲かせる浜風

園内の南西側にある、すだれの日除けが付いた椅子に近い圃場では、現在浜風がたくさんの花を咲かせています。こちらの一群は遊歩道に近いところで咲いているため、写真を撮影する人々に特に人気。距離が近いので、スマホでも繊細な花びらの筋まではっきり撮ることができますよ。

スマホで撮影
スマホで撮影

正面入口に近い圃場では、真っ白な花菖蒲も美しい花を咲かせています。こちらの品種名は「初霜」。早咲きの純白の花にぴったりの名前に、感心してしまいます。

真っ白な「初霜」が背後の太鼓橋に映える
真っ白な「初霜」が背後の太鼓橋に映える

2024年5月27日(月)から6月16日(日)まで、堀切菖蒲園と都立水元公園では「葛飾菖蒲まつり」が開催されます。
ここ堀切菖蒲園では、6月7日(金)・8日(土)花菖蒲のライトアップも行なわれます。闇夜の中で光に照らされる花菖蒲が、幻想的でおすすめです。ぜひチェックしてみてくださいね。
2024年「葛飾菖蒲まつり」案内

堀切菖蒲園への道に下がる菖蒲まつりの提灯
堀切菖蒲園への道に下がる菖蒲まつりの提灯

一番花が咲き、いよいよシーズン到来の堀切菖蒲園。繊細な美しさを持つ「浜風」を見に、足を運んでみてくださいね。艶やかな花菖蒲たちは、6月に向けてどんどん咲き進んでいきます!

名称: 堀切菖蒲園
所在地: 東京都葛飾区堀切2-19-1
電話番号: 03-3697-5237
開園時間: 9:00~17:00 ※ 2024年5月27日(月)~6月25日(火)は8:00~18:00
休園日: 年末年始(12月29日~1月3日)
入園料: 無料
アクセス: 京成線 堀切菖蒲園駅から徒歩約10分
公式案内: https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006888.html

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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