【春のガーデニングに使いたい赤玉土】プロは使っている良く咲く土の作り方【土代の節約にもなる話】
春のガーデニングの季節になりましたが、お花の土って高くないですか?お花を鉢植えするとお花代より土代の方が高くついたりすることがよくあります。
そんな時におすすめしたいのは、赤玉土。
ガーデニング初心者の方には馴染みがないかもしれませんが、ホームセンターの培養土の隣にたくさん並んでいます。
誰がこんな粒々の赤い土使うのだろう?そう思っている方こそご一読くださいね。
赤玉土とは
ホームセンターで14リットル袋300円台で販売されている安い土ですがその実力は凄くてプロもよく使っています。
関東平野の火山灰層である「関東ローム層」の赤土を乾燥させ、ふるいにかけ粒子をそろえた土です。赤みの強い色合いと粒状の形状が特徴で、大粒・中粒・小粒などがあります。
赤玉土は通気性や水はけ、保水性という相反するバランスに優れているほか、肥料成分を含んでいないため、虫や菌が寄りつかない清潔な土で、園芸用として使うなら堆肥や肥料を混ぜて自家配合で土を作ります。
差し芽、挿し木などには荷も適しているので万能な土です。
赤玉土を使ってお花がよく咲く土を作ろう
お花がよく咲く土を作るには赤玉土だけではダメです。その他の堆肥や肥料を混ぜることが必要です。
私の場合、鉢植えに使う場合は一番安い300円程度の培養土、赤玉土、バーク堆肥を3割ずつ混ぜるだけで、最後に元肥となる肥料を混ぜれば完成。
多分14リットルの一袋換算にすれば300円程度でお花がよく咲く土が出来てしまいます。
赤玉土を使った自家配合の方法
赤玉土の袋には土の作り方が書いてありますが、赤玉土7割、堆肥3割でこれでも十分水はけ、水持ち、肥料もちの良い土になります。
私が実践しているのは一番安い培養土、赤玉土、バーク堆肥を3割ずつ配合するやり方で、見た目も黒い土に赤玉が混ざっていい感じになります。
土にお金をかけたくないけど、安物の培養土で失敗した方なら是非お試しくださいね。
赤玉土を混ぜる効果とは
赤玉土はお花にとって重要な水はけを良くしてくれます。そして相反する水持ちも良くしてくれますので夏場の水切れ対策にもおすすめです。
お花は水はけがいいことがとても大事で、その効果を発揮してくれるのが赤玉土。
バーク堆肥と安い培養土を混ぜてみると自然と土の中で良い土が出来上がります。
私の紹介している鉢植えのお花は全て赤玉土が入ったものですし、バラなどは赤玉土を7割入れています。
なぜ混ぜるかと言えば水はけを良くしてより根を成長させ、たくさんお花を咲かせるためです。
差し芽にも使える赤玉土
お花を個人的に増やしたい時に差し芽で増やすという方法があります。差し芽用の土もありますが、赤玉土だけで普通に成功しますよ。
これからの季節の薔薇とか、ペチュニアなんか赤玉土100%の土に挿しておけば発芽率もかなり高め。
コレは保湿力があるのと、肥料なし、無菌状態であることも関係していると思います。
鉢植えに最適な赤玉土の大きさは
一般的なお花の場合は配合する赤玉土は小粒が適しています。バラや鉢底石代わりに使うなら半分中粒を混ぜるのがおすすめ。
基本的に普通のお花なら小粒が一番無難です。
まとめ
赤玉土を使ったお花がよく咲く土の作り方を紹介してきました。
私の場合ですが、どのお花も鉢植えは赤玉土は必ず3割以上は混ぜています。培養土より安いですし、お花にとってもとてもいい環境になります。
ほんのひと手間、混ぜるだけの作業ですので是非赤玉土を使って春のガーデニングの鉢植えを楽しんでみてはと思います。
植え付け1か月後にはその効果を感じてくるかもしれませんし、初夏に満開のペチュニアや薔薇、ニチニチソウ、マリーゴールドなどすべてのお花に使えますので、ぜひお試し下しね。