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【京都市】山科区 新緑に映える「吉祥山宝塔院・安祥寺」の特別拝観

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都の東にある山科区、京都の産業や文化をさせてきた「琵琶湖疏水」が流れる自然豊かなところに「吉祥山宝塔院 安祥寺」があります。

高野山真言宗の寺院で、嘉祥元年(848)に文徳天皇の母・藤原順子の発願により、恵運(入唐僧)が創建したと言われてます。

ご本尊は十一面観音で、朝廷縁の定額寺の一つ。

大きな木々に囲まれた「観音堂」には、秘仏として知られている国の重要文化財「木造十一面観音立像」さまと四天王がいらっしゃいました。堂内は撮影が禁止でしたが、とっても凛々しいお顔立ちの観音様と四天王さまでした。

本堂の右手を進むと、水に囲まれた弁天さまもいらっしゃいます。

高野山の弘法さまがいらっしゃる「大師堂」。ここにも立派な像が鎮座されてました。

「地蔵堂」でも、大きなお地蔵様がお迎えくださり圧巻です。

明治39年(1906年)に焼けた多宝塔あと。そこに、大日如来を中心とする金剛界の五仏で、安祥寺創建時の制作と推定される国宝『木造五智如来坐像』 5躯があったそう。現在は、蟠龍石柱 (唐時代)とともに、京都国立博物館に寄託されてます。

「青龍大権現」を祀るお堂。

長年、疎水を散歩する私としては、いつも閉まっているお寺さんという印象でしたが、2019年に春の「京都非公開文化財特別公開」の一環として、本尊十一面観音像が初めて一般公開されてから不定期に特別拝観をされており、嬉しい限りです。

平安時代に創建され1000年以上の長い歴史を誇る由緒ある寺院である「安祥寺」。春の新緑が美しい中、特別拝観が限られた日程で行われますよ♪

4月23日、4月24日、5月14日、5月15日、6月25日、6月26日。

9:00〜17:00

拝観料:500円

住所:京都市山科区御陵平林町22

電話番号:075-581-0853.

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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