WBA/WBC/IBF統一ミドル級王者が語った「メイウェザーとの類似点」
9月10日にWBOミドル級王者のサバンナー・マーシャル(31)との統一戦を控えたWBA/WBC/IBF統一同級王者、クラッサ・シールド(27)。フロリダ州で行っている第2次キャンプ中も練習を公開した。
ロンドン、リオと五輪2連覇を達成し、プロ転向後もスーパーミドル、ミドル、ライトミドルの3階級を制したシールドの戦績は12戦全勝(2KO)。アマ時代に唯一の黒星を喫した相手がマーシャルだ。
間もなくロンドンに乗り込むシールドは、WBO王者よりも注目されている。
統一ミドル級王者は言った。
「見ての通り、いい感じだわ。精神的に充実している。皆が『ナーバスになっていないか?』って訊いてくるけれど、試合前にそういった状態に陥ったことは無いのよ。いつも試合が楽しみだし、エンジョイしている。
トレーニングキャンプは本当に厳しいけれどね。自分に負荷をかけてキツ過ぎるメニューをこなしているから。一日に3度汗を流している。毎日4マイル走った後に、ジムで練習しているわ。マーシャル戦は最終ラウンドまでいかないでしょう。マーシャルも他の選手も、私以上のトレーニングはこなしていない筈よ。
マーシャルが私に勝ったのは10年も前の話。彼女は5年プロで戦って、1つしかタイトルを獲っていないでしょ。色々言っているようだけど、嫌気がさすわ。
私の実力を疑問視している人もいるでしょうが、試合後、『自分たちが間違っていました、あなたこそベストです、尊敬します』って詫びることになるわよ。マーシャルが私を下したのは2012年。私がロンドンで金メダリストになる前なの。フロックなのよ。五輪2連覇、3階級制覇したのは、この私。
多くの人が、私にどれだけのアンチがいるか理解していない。注目されているからこそ、嫌われもする。どれだけ偉大なのかが分かるから鼻につくのでしょう。フロイド・メイウェザーと似た部分がある。私は女性だけどね。
アンチは私が負ける姿が見たいでしょうが、そうはいかない。マーシャルは12戦全勝10KOだけれど、簡単にKOできる相手とばかり戦っての記録だわ。
どんな試合だって、勝利は大切。マーシャルが特別な存在って訳じゃない。私は、目の前の敵を倒すことが義務付けられているから。
彼女はいい選手だし、このクラスでは大きい。でも、私ほどのスキルは無い。賢さも無い。私の対応力を知らない。9月10日は、それをお見せするわ」
ベルトを並べての大言壮語。確かにフロイド・メイウェザー・ジュニアと似てきたか。9月10日は、どんなファイトとなるだろうか。