【足立区】伊興遺跡公園で古代の道具をつくる?!「春の体験イベント」に今年も参加してきました!
昨年に続き今年も伊興遺跡公園では、2024年3月9日(土)・10日(日)の2日間「春のイベント」が開催されました!
今年のテーマは、“つくろう! 古代の道具たち!”です。
昨年3年ぶりに開催された“伊興タイムトラベルシリーズ”の体験イベントに参加しましたが、オリジナリティがあって面白かったので今年もチャレンジしてみることにしました。
日々の暮らしで古代文化に触れる機会というのはなかなかないので、実際にどんなイベントなのかを体験し、その様子をご紹介します!
今年もレアグッズがもらえました
イベント2日目の3月10日(日)に伊興遺跡公園を訪れると、公園内には多くの家族連れで大変賑わっていました。
まずは受付で、埴輪のイラストが描かれた「オリジナル缶バッジ」をいただきました。
今年も、レア感が満載です。
早速缶バッジを身に着けて、イベントに参加します!
火起こし体験は案外難しい?!
初めに「火おこし体験ブース」なるものを発見。
職員の方に教えてもらいながら、木をすり合わせる専用の道具を使い火起こしを体験できます。
思いの外、手を上下に動かしリズムをとるのが難しい!!
しばらく諦めずに続けていると、焦げ臭いにおいとともに煙がでてきました。
今回は煙がでるところで満足してしまいましたが、火が点くまでにはかなり根気が必要なようです。
火起こしは、災害時にも活用できそうですね。
古代の道具作りに挑戦!
園内では、他にも2ヵ所「古代の道具作り」の体験ブースが設けられていました。
当日先着順で、全て無料で体験できました!
「古代の鏡づくり」
「古代の鏡づくり」に挑戦。
粘土を使って、伊興遺跡から出土した土でできた鏡をまねて作ります。ストラップ付き。
丸く型を取って、オリジナルの模様をつけたり。こどもたちは夢中で作成していました。
出来上がると、天日干しします。
しばらくの間こちらで乾かすことに。
出来上がりが楽しみです。
「ろう石でミニチュア剣づくり」
次は、伊興遺跡から出土したミニチュアサイズの剣を作ります。
紙やすりで滑石を削ってつくるということ。
こちらは、案外大変な作業です。
小さなお子さんはなかなか思うような形にならず、代わりに保護者の方が無我夢中で削っている姿が微笑ましくもありました。
石を削った時に出る粒子が細かく、終わったころにはみんな全身真っ白に!
剣づくりと格闘した証ですね。
展示館内で実物を見てみよう!
公園に併設している伊興遺跡公園展示館では、今回作った古代の道具を実際に見ることが出来ます。
パネルで分かりやすく説明が書かれていたので、大人もこどもも理解しやすかったです。
「古代の鏡」
弥生時代から古墳時代には鏡は儀式の中で使っていたとされるそう。
神秘的な力を持つ物だと信じられていたようです。
「古代のミニチュア剣(剣型石製模造品)」
ミニチュア剣のモデルは、「石製模造品」という遺物で滑石というやわらかい石で剣の形をまねて作られたもの。
足立区内からもたくさん発見されているそう。
形をまねた本物の剣(金属)の代わりに儀式で使うものとして作られたようです。
他にも、火起こしをしていたという古代の「火きりうす」なども展示されています。
古代の文化に触れられる貴重な体験
実際に展示館で本物の古代の道具たちを目にすることによって、より理解を深めることができます。
すると、自分たちが作ったり体験したことがより身近に、そしてそこに込められた古代の人の思いが時を越えて伝わってくるような気がしました。
こどもたちにとっても、古い時代の文化に触れられるめったにないチャンスだったようです。
遥か昔に思いを馳せながら、夢中で制作するイベントは貴重な体験ばかり。
歴史を学べる上、親子で夢中になれるとても有意義な時間でした。
「次のイベントは、一体どんなことを体験できる企画なんだろう?」
と、期待しながら次回の開催を待ちたいと思います!
【伊興遺跡公園・展示館】(外部リンク)
所在地:足立区東伊興四丁目9番1号
開園・開館時間:午前9時30分から午後4時まで(展示館の開館時間は、午前10時から午後4時まで)
休館日:12月29日から1月3日まで(その他教育委員会で定めた日)
※その他臨時に休館する場合があります。
入館料:無料