IBFライトヘビー級6位が獲ったUSBAタイトル
IBFライトヘビー級6位にランクされるロシア人ファイター、アリ・イズマイロフ(30)がチャールズ・フォスター(33)との全勝対決を制して、IBF・USBAタイトルを獲得した。
10戦全勝7KOのイズマイロフに対し、フォスターは22戦全勝12KOと、倍以上のキャリアを誇っていた。
両者は10ラウンドにわたって激しく打ち合い、多くの人がどちらに転んでもおかしくないと感じる内容であった。しかし、ジャッジは、イズマイロフのボディワークと5ラウンド終了間際に奪ったダウンを評価し、95-94、96-93、96-93のスコアでロシア人ファイターを勝者とした。
イズマイロフが第5ラウンド終了間際に放った強烈な右は、フォスターをキャンバスに沈めた。ダウンの数秒後、コーナーに戻ったフォスターは、トレーナーのルイス・ロサ・シニアに5ラウンド開始時に右肩を負傷したことを告げた。
試合後、イズマイロフは言った。
「スコアなんて聞いちゃいない。自分が勝ったことは分かっていた。接戦だったなんて、思ってもみなかったよ」
敗者もコメントした。
「私は自分が大きく、強いライトヘビー級であることを知っている。ダウンを奪われた後、調整し、ヤツに戦いを挑んだ。が、ヤツはどうしていいかわからなくなった。メディアやプロモーターはイズマイロフをビッグネームに仕立て上げるが、彼らが言うほどハードヒッターじゃないよ」
このファイトはSHOWTIMEが若手育成として位置付けるSHOWBOXでオンエアされた。同局は、USBAタイトルを手にしたイズマイロフをどのように売り出していくのか。ロシア人ファイターは、米国で人気を得られるか。