【名古屋市】奇跡のコラボ⁉ 人類みな麺類が3日間限定で、人類みな大久手山本屋に大変身!
味噌煮込みうどんは太くて硬い麺が当たり前! 煮込まれてフニャフニャしてしまう噛みごたえのない麺では、濃厚な赤味噌には合わん! そういう名古屋出身の人間も多いはず。私も同じなのだ。
さっと煮込まれ赤味噌が染みた部分が少し軟らかく感じるものの、全体的にはゴツゴツした歯ごたえの芯を残したカタデンテの麺。それが味噌煮込みうどんの醍醐味。
名古屋で味噌煮込みうどんといえば「山本屋」。「山本屋」の屋号を掲げる中でも、昨年に香港に海外進出し積極的な仕掛けを試みているのが「大久手山本屋」だ。
大正14年創業で名古屋伝統の味噌煮込みうどんを守り続けてきた大久手山本屋が今回、世に送り出すのが「人類みな麺類」とコラボしたラーメン。その名も「人類みな大久手山本屋」。
人類みな麺類は昨年11月、JR名古屋駅の1番線に出店。全粒粉入りの自家製麵にとろとろ極厚チャーシューと極太メンマが入ったしょうゆラーメンが大阪で成功を収め、名古屋に乗り込んできた。きしめんの「住よし」が占有し名古屋人にとって他は要らないとするJR名古屋駅構内に、大阪のラーメン店が進出してきた事態は私にとっては衝撃的だった。
名古屋を代表する老舗と新進気鋭のラーメン店のコラボ。そして、名古屋の味噌煮込みうどんと大阪でのし上がったラーメンの融合。名古屋と大阪の新旧が織り交ざった結果、どんなラーメンが登場するのか。その回答は意外性どころか、なぜ今までになかったのかというラーメンだった。
八丁味噌ベースの濃厚な味噌に、名古屋コーチンを使用した鶏ガラ出汁を合わせた熱々のスープはまろやかでこってりしていて、冬に食べたくなる逸品。濃厚な味噌スープに、長時間煮込まれたトロトロほどける極厚チャーシューがぴったり。全粒粉入りの太ストレート麺も、「味噌煮込みラーメン」という新たなジャンルを開く可能性を感じさせる。この一杯は、濃い味好みの名古屋人の多くに十二分に受け入れられるだろう。
なお、「人類みな大久手山本屋」は本日から2月18日(日)営業終了までの3日間限定で、期間中はこれのみ。バリエーションは並チャーシュー1200円(以下、税込み)、厚チャーシュー1500円、世界一極厚チャーシュー1800円の3種類。
※詳細は、公式サイトでご確認を。