【名古屋市】来年3月から開催される「愛・地球博20祭」を記念し、2005年3月当時を振り返る!①
ここ最近、市内の各所で「愛・地球博20祭」のポスターを見る機会が多くなった。3月25日から9月25日まで愛知万博が開催された期間と同じ期間で、2025年に愛・地球博記念公園(モリコロパーク)にて、開催から20年を経た愛知万博を振り返る記念の祭典が開催されるのだ。
2005年は、愛知県が一つに燃え上がった、かつてない年だった。暑い夏だったが、同様に愛知県も熱かった。
そこで、私も愛知万博を振り返ってみたい。当時、撮影した画像を特別に「撮って出し」だ。
2005年当時、あなたは何をしていましたか。まだ、生まれていなかったという方もいらっしゃるでしょう。20代だった私は「大殺界」の渦中にあり、日々の生活の中で何とか幸運をつかもうと「死中に活を求めて」もがき苦しんだ年だった。現在では、あのどうにもならなかった日々をなつかしく振り返るばかり。
では、愛知万博が開催された当時を、私が撮影した画像と共に振り返ってまいりましょう。
長久手会場の「遊びと参加ゾーン」にあった大観覧車。高さ88メートルで当時は東海一の高さを誇り、会場のどこからもその勇姿が目立っていた。6人乗りのキャビンが13分で1周し、乗り込んだキャビン内からは会場内が一望できた。夜間に鮮やかな緑色にライトアップされた大観覧車は、今でも脳裏にくっきりとした輪郭でよみがえる。
ヨーロッパ諸国のパビリオンが陣取る「グローバルコモン4」のエリアの中にあり、ひときわ威容を誇ったEXPOドーム。開会式、閉会式、大イベントなどが開かれた半屋外のメインイベント会場。2000の固定席に移動席が1000。計3000席という大会場では、国際博覧会ならではの芸能・芸術イベントなどが開催された。
「グローバルコモン5」のエリアにあったアフリカ共同館。仮面や食器、織物など、歴史や風俗に関わる品々が展示された。館内で提供されるモロッコ発祥の料理「クスクス」のカレーが好きで、たびたび食べに立ち寄っていた。
(社)日本自動車工業会が出展した「ワンダーホイール展・覧・車」。50メートル級の大観覧車を演出装置として用いた。万博期間中は、パビリオン入場を待つ行列が絶えなかった。
長久手会場には、全長2・6キロメートル、幅約21メートルでほぼ水平に会場全体をぐるりと一周している空中回廊「グローバル・ループ」が設置されていた。世界各国のパビリオンを訪れるにはグローバル・ループを歩いて行く設定となっており、空中散歩を体験しながら外国に行く気分に浸ることができた。
とりあえず、第1回はここまで。好評だったら、続けようと思います。