初級者むけ!【留学生】をすぐ英語で言えますか?
通訳士の方は瞬時に日本語→英語、英語→日本語に変換できなければいけませんが、凄い能力ですよね。
身の回りの英単語やフレーズなど、すぐに変換できるものもあれば、簡単な単語なのに、なかなかスッと出てこないもの、けっこうありませんか?
私はたくさんあります。
では、ここでちょっと、日本語をすぐ英語に変換するクイックリスポンスの練習をしてみましょう。
簡単な単語で練習します。
1. 次の単語を英語にしてください。
(できれば日英ともに声に出して練習するといいです)
白 →
黒 →
空 →
北 京 →
大統領 →
教 育 →
留 学 →
では、答えをチェックしてみてください。
【答え】
白 → white
黒 → black
空 → sky
北 京 → Beijing
大統領 → President
教 育 → education
留 学 → study abroad
どうでしょう?
できましたか?
これくらいですと、ほとんどの生徒さんにとっても問題ないレベルです。
では、留学生はなんと言うでしょう?
留学生 → ??
以前のわたし、あれ?留学生って単語はなんだっけ?となってしまったことがあります。
(ここで、すんなり英語で言えた方はすごいです)
留学が study abroad だとわかっているので、思わずその単語を使ってみたくなりそうではないですか?
でもさすがに、留学は「study abroad」で、学生が「student」だからといって、
study abroad student のようなダサダサな事はしませんよね?
意味は分かりますが……。
では、留学生を英語で言うと?
答: International student
ですよね~!
海外の大学のHPを覗くとごく当たり前に出ている表現で、仕事柄、当時は自分もよく使っていたのですが……。
分かりそうで、スッと出てこなかった単語の一つです。
International student とは世界各国から来ている学生という意味です。
間違っても「国際的な学生」と訳してしまわないように!
他の言い方として、外国の学生という意味で
Foreign student とも言えます。
これなら言えそうですね。
ちょっと解説
日本語の留学の意味は、「海外に長い期間留まって勉学する」と言う意味です。
英語で留学はstudy abroad ですが、英語の意味は「海外で勉強をする」という意味です。
「留まる」と言う言葉は入っていません。
初心者の方ですと、律儀に「留」と「学」に分けて、「留」を英語でなんて言うのだろうと考えてしまう方も見受けられます。
そこまで細かく分けて考える必要はありません。
留学とは「海外で勉強すること」と言う基本の意味が伝わればいいのです。
study abroad 以外の表現でも留学という意味を伝えられます。
abroad の代わりに留学をしたい場所を言って、
I want to study English in the U.K.(イギリスで英語の勉強をしたい)
としてもOKなのです。
イギリスに留学して英語の勉強をしたいのだなと理解できますよね?
abroad という単語は入っていなくてもイギリスという海外で勉強するのですから、留学という意味がしっかり含まれています。
まとめ
大事なことは、日本語や英語本来の意味を考えるということ。一言一句いちいち英語に置き換えようとしないことです。
本来、違う言語ですので、そのようなことは不可能に近いので。
洋書や英語を読むことで、「え〜、こんな簡単な表現でこんなに深い意味を表せられるんだ〜」と感心することが多いです。
ぜひ、好きなジャンルの洋書を選んでリーディングに挑戦してみてください。