6月1日のKBOリーグは韓国南部の2試合が雨の影響で中止。3試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

SSGランダーズ－サムスンライオンズ（インチョン）は、SSGが14－2で大勝。SSGは3番チェ・ジョンが2発、8回裏には途中出場のハ・ジェフン（元ヤクルト）に2号ソロが飛び出すなど6本のホームランを記録した。

◇6月1日（木）の結果

・LG 6 - 1 ロッテ（チャムシル）

　勝：プルトコ

　敗：バーンズ

・SSG 14 - 2 サムスン（インチョン）

　勝：ムン スンウォン

　敗：ヤン チャンソプ

・ハンファ 7 - 3 キウム（テジョン）

　勝：ムン ドンジュ

　敗：フラード

・KIA 中 止 KT（クァンジュ）

　勝：

　敗：

・NC 中 止 トゥサン（チャンウォン）

　勝：

　敗：

⇒　KBOリーグ公式戦日程と結果（ストライク・ゾーン）

⇒　KBOリーグ順位表（ストライク・ゾーン）

◆「キム・グァンヒョンらWBC代表投手が『飲酒』で謝罪」

今年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場した韓国代表のキム・グァンヒョン（SSG）、イ・ヨンチャン（NC）、チョン・チョルウォン（トゥサン）の3投手がこの日の夕方、大会期間中の東京での飲酒に関連して謝罪した。

ことの発端はあるメディアのYouTubeチャンネルが伝えた内容。情報提供をきっかけに取材を開始したというレポートは、韓国代表の投手数名が1次ラウンドの行われた東京で、試合前夜から当日朝などに女性が接客する店で連日飲酒を繰り返していたというものだ。動画では女性従業員の証言（選手名は匿名）が音声で紹介されている。

この動画を受け韓国野球委員会（KBO）は各球団に調査を指示。キム・グァンヒョンと高校の後輩のチョン・チョルウォン、そしてイ・ヨンチャンが当事者だとして状況の確認を行った。

三者とも動画の内容とは「日時」と「店の業態」が異なると報告。動画ではオーストラリア戦、日本戦の前に飲酒したとなっているが、各選手は強化試合が行われた大阪から東京への移動日の3月7日、そして10日の日本戦の試合後（翌日は休養日）に飲酒、食事をしたと証言している。

また動画では韓国で「ルームサロン」と呼ばれる、個室での接客サービスを行う店舗だと連想させる紹介をしているが、キム・グァンヒョンとチョン・チョルウォン、イ・ヨンチャンとその知人は接待の伴わない飲食店での飲酒であると話している。

韓国代表に飲酒に関する取り決めはないが、韓国は今回のWBCで3大会ぶりの1次ラウンド突破を目指すも敗退。期待を裏切る結果だったこともあり、各選手は外出しての飲酒という行動によって「代表選手として失望させた」という趣旨の謝罪をしている。

なお動画では「KBOは歓楽街に近い赤坂のホテルを選手の宿泊場所にした」と指摘しているが、ホテルの選定は大会主催者側が行い、同ホテルには他チームの選手も同宿。事実と異なる点があった。

KBOの規約には「国家代表チーム運営規定」があり、第13条に「社会的物議を醸した者に対して、懲罰委員会を開催する」と記されている。調査を経て、本件がそれに該当するかが今後の動きとなる。なおこの日、3人の中で最年長のキム・グァンヒョンは登録抹消となった。

＜きょうのアン・グォンス（安田権守、ロッテジャイアンツ）＞

LGツインズ戦での出場はなかった。

⇒　出た！安田権守（ロッテ）がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。