お取り寄せ可。辰年に食べたい龍をモチーフにした京都老舗和菓子屋の縁起和菓子
12月に入ったと思ったらあっという間に年の瀬。来年2024年は辰年ですね。龍をモチーフにした商品が続々と発売される中、和菓子でも数多くの龍モチーフのお菓子が発売されています。
今回はそんな辰年にぴったりの和菓子をご紹介します。ご紹介するのは京都の老舗和菓子屋、俵屋吉富さんのつくる代表銘菓「雲龍」です。
京都相国寺が所蔵する狩野洞春筆「雲龍図」に感銘を受けた七代目が、龍のたくましさや雄々しさを菓子で表現し作り出したのがこの京銘菓の雲龍。薄い掛け紙から龍がこちらを覗いています。
原材料名は下の通り。シンプルな原材料からもこだわりを感じます。
雲龍という名からてっきり天井画の雲龍図をモチーフにしているのかと思っていたら違うのですね。掛け紙を外すと趣のある龍の姿が現れます。
上蓋を開けると中のお菓子は密封されていました。
同封されていた紙には雲龍が出来上がるまでの背景が記されています。
袋から取り出すと外側の村雨餡にくっきり2本の線が入った独特の形のお菓子が現れます。
両端には絞られたような跡があります。
底面はこのようになっています。
雲龍をナイフでカットしてみます。雲に似せたという村雨餡で小豆の粒がしっかり残る小倉餡を包み込んでいます。カットした後の姿からも龍の躍動感を彷彿させます。
いただいてみると、適度に水分を含んだ村雨餡がほろりと口の中でほどけ、餡の濃厚さが際立つ小倉餡と合わさって絶妙なバランスです。
小倉餡は国内産の大粒小豆を使用しているとのこと。寒天を含んだ羊羹になっているようで瑞々しさがあります。お茶はもちろん珈琲にもよく合いそうです。
辰年の贈り物や手土産にぴったりの京銘菓「雲龍」は京都にある俵屋吉富さんの店舗で購入ができる他、公式サイトからお取り寄せも出来ます。辰年の縁起菓子としていかがでしょうか。
ショート動画(57秒)でもお菓子の質感を撮っています。購入される際のご参考にどうぞ。
ご紹介したお店とお菓子
俵屋吉富
雲龍 本棹 1,620円(税込)