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水と二酸化炭素まで分解!生分解性プラスチックのルアーとは?

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釣りは昔から世界中の方に楽しまれていますが少なからず環境に負荷をかけてしまう側面もあり、昨今では水中に残された仕掛けやルアー等が環境に悪影響を与えると問題になっています。

ですが実は、根掛かりなどによって水中に取り残された場合でも「微生物によって分解されて自然に還るルアー」があることをご存知でしょうか?

そこで今回は、そんな画期的なルアーを扱っているSDGsまなび館に取材を行いました。

自然に還るルアーを開発したSDGsまなび館
自然に還るルアーを開発したSDGsまなび館

生分解生プラスチックを使用した「自然に還るルアー」

今回紹介するのはSDGsまなび館が開発した「JBルアー

一見、普通のプラスチック製ルアーに見えますが、実はアザミやサトウキビ、トウモロコシや籾殻といった植物由来の成分から作られた特別なルアーです。

「釣りは豊かな自然の上に成り立つ」という考えのもと、JBルアーの開発の前から毎年3,000名程度の方が参加するクリーンアップキャンペーンやダイバーによる湖底清掃を行ってきましたが、ルアーの回収に限界があると感じ生分解生ルアーの開発がスタートしたといいます。

JBルアーが分解される仕組み

JBルアーが分解される秘密は、使用されている素材

植物由来の素材である「Mater-Bi」を使用することで最終的に水と二酸化炭素にまで分解されるため、水中に取り残されたルアーが環境へ悪影響を与えることはありません。

SDGsまなび館では生分解性ルアーの分解経過を見ることができる
SDGsまなび館では生分解性ルアーの分解経過を見ることができる

Mater-Biはドイツの研究機関やシエナ大学などとの共同研究によって12ヶ月以内に分解かれることが実証されていますが、籾殻を加えることでさらに早く分解させることができます。

また針やウェイト、エイトカン部分もバクテリアによって自然分解される鉄を使用しているため、環境にやさしいルアーです。

今後の展望について

プラスチックごみ問題に向き合い、「釣りの未来」を創造するべく研究を続けるSDGsまなび館。

今後はより多くの方に取り組みを知ってもらい、生分解性ルアー「JBルアー」を使った釣りを体験してもらうべく「生分解性ルアー・スタートアップトーナメント」を2025年に企画しているようです。

開催日:第1回2025年6月29日(日)/第2回2025年7月21日(日)
協賛および生分解性ルアーに関するお問い合わせ先:NBC 日本バスクラブ 
TEL:0555‐73-2227

今回は水中に取り残されても自然分解されるルアー「JBルアー」について紹介しました。

私たち釣り人が今後も持続的に釣りを楽しむためには環境への配慮が不可欠なので、ぜひ興味がある方は調べてみてはいかがでしょうか。

今後も「釣りの知恵袋」なるフィッシュでは釣りに関する環境保全の取り組みについて積極的に取り上げていきたいと思います。

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