黄ばんだスニーカーにサヨナラ!家庭用品で黄ばみを撃退
こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。
真っ白な靴を爽やかに履きたくなる季節になってきました。久しぶりに靴を出したら白い靴のソールが黄ばんでいたということはありませんか?
本日はスニーカーのソールの黄ばみを自宅で白くする方法をお伝えします。真っ白なソールは清潔感を演出してくれるので、一緒に白くしていきましょう。
ソールの黄ばみの原因
ソールとは、歩行時の衝撃を吸収して足を支える靴の土台部分のことです。靴の中をインソール、外側をアウトソールといい、今回黄ばみを落とすのはアウトソールです。
靴のソールが黄ばむ原因は大きく3つ
・汚れ
・紫外線による劣化
・フェノール系黄変
フェノール系黄変とは、あまり聞きなれない言葉ですよね。
直射日光に当てたわけでもないのに、なぜか知らない間に黄ばんでしまったという黄ばみは、フェノール系黄変(BHT黄変)の可能性が高いです。
少し難しくなりますが、ゴムや樹脂と呼ばれる素材には、劣化を防ぐためにBHT(酸化防止剤)という化合物が加えられています。そのBHTが空気中の窒素酸化物と結合して、黄色く変色する現象がフェノール系黄変です。
今回紹介する黄ばみの落とし方は汚れによる黄ばみと、フェノール系黄変に有効です。
泥汚れなどの物理的な汚れはブラシでこすり洗いしたほうが落としやすい場合もあります。
ソールの黄ばみを取るのに必要なもの
【必要なもの】
・酸素系液体漂白剤 大さじ3
・重曹 大さじ3
・食器用洗剤 数滴
・マスキングテープ
(泥がついている場合はブラシ)
靴のソールについた黄ばみを分解するのに必要なのは、「過酸化水素水」と「漂白活性剤」。
身近なものだと酸素系の液体漂白剤にどちらも含まれています。
手頃な容器に重曹を入れ、そこに酸素系液体漂白剤を加えた後、最後に食器用洗剤を入れてシミ抜き剤のペーストを作ります。
この染み抜き剤は弱アルカリ性、酸性、中性の違う性質の液剤が混在します。混ぜすぎてしまうと溶剤が中和して、せっかくの洗浄力が落ちてしまうので、さっと軽く混ぜ合わせる程度にして、作ってから数十分で使い切ります。
【注意点】
●液体漂白剤は、必ず「酸素系」の洗剤をご使用ください!くれぐれも「塩素系」と間違わないようにご注意しましょう!パッケージに「混ぜるな危険」と書いており、ツンとした刺激臭を感じたら「塩素系」の漂白剤なのでNGです。
●作り置きはできません
●水を使えない衣類には使用できません
ソールの黄ばみを落とす方法
1、泥などの汚れはブラシなどで落としておく
2、ソール以外に液剤がつかないようにマスキングテープで保護します。
3、シミ抜き剤をソールに塗布。
4、3にアイロンのスチームをあてる
アイロンを触接つけるとソールが痛んでしまうので、必ず2cmほど離してスチームをあててください。
心配な場合は靴底など目立たない場所で試してからおこなってください。
6、3と4を繰り返す。
アルカリ系の重曹がソールに残ると、再び黄ばみの原因になりますので、染み抜き剤が残らないようにしっかり洗い流して、仕上げにフッ素系の撥水スプレーをしておくとキレイが続きます。
真っ白とまではいきませんが、ドラッグストアで数百円で買えるものだけである程度は白くなります。
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ソールの黄ばみを取る方法 まとめ
スニーカーのソールが黄ばむ主な原因は、汚れ、紫外線による劣化、そしてフェノール系黄変です。フェノール系黄変は、ゴムや樹脂に含まれるBHT(酸化防止剤)が空気中の窒素酸化物と結合して起こります。この黄ばみを落とすためには、酸素系液体漂白剤、重曹、食器用洗剤を使ったペーストを作り、ソールに塗布します。アイロンのスチーム当てることでソールが白くなります。ただし、漂白剤は「酸素系」を使用し、「塩素系」の使用はNGです。
黄ばみが気になるソールがあれば、ぜひ試してみてください。