捨てないで!黄ばんだキャンパスバッグをキッチンにあるもので復活させる簡単自宅ケア
こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。
丈夫で使い勝手がいいキャンパスバッグ。使い込むほどに味が出てくるけれど、気になるのは黄ばみや汚れですよね。せっかくのお気に入りのバッグも黄ばみがあったら魅力半減です。でもご安心ください!この記事では、キャンバッグの洗い方と黄ばみ落とし方を詳しくご紹介します。自宅であるものでキレイにできるので、黄ばみが気になる方は参考にしてみてください。
キャンパスバッグ(帆布)の特徴
キャンパス生地は、綿や麻などの天然素材を平織りで仕上げた厚手の生地。日本語で帆布(はんぷ)と呼ばれ、元々は帆船の帆として使用されていました。キャンパス生地の最大の特徴は、その優れた耐久性と通気性。使い込むほどに風合いが増し、柔らかく馴染んでいくため、長く愛用できる素材として、トートバッグやエプロン、カーテン、靴など、さまざまな製品に利用されています。
1、汚れが酸化した黄ばみ
2、洗剤や漂白剤が化学変化を起こした黄ばみ
3、 経年劣化による黄ばみ
キャンパス生地に発生する黄ばみの原因は主に3種類。経年劣化と汚れが原因の黄ばみはわかりやすいですが、じつは、汚れを落とそうとして使った洗剤や漂白剤が黄ばみの原因になります。
アルカリ系の洗剤は紫外線と反応して黄色く変色することがあるのです。とにくキャンパス生地を使ったバッグや靴は、型崩れがしやすく洗濯機を使ってしっかりすすぎをすることが難しく、生地に洗剤が残ってしまいがちです。
なので、キャンパスバッグに弱アルカリ性の洗剤や漂白を使ってしまうと黄ばみの発生リスクが高まります
人気のオキシクリーンなど酸素系漂白剤もアルカリ系なのでNGです。
2種類の黄ばみが付いたバッグ
今回洗うのは、お買い物バッグとして愛用しているキャンパスバッグです。このバッグには2種類の黄ばみが発生しています。
皮脂汚れが原因の黄ばみ
持ち手部分の黄ばみは、生地に付いた汚れが酸化して黄ばみになったものです。
洗剤(漂白剤)が原因の黄ばみ
バッグ表面のポケット部分は汚れが原因ではなく、じつは以前に酸素系漂白剤を使って洗ってしまった「洗濯の失敗」によるものです。洗剤が原因の黄ばみは生地が重なって分厚くなった箇所に発生することが多いです。経年劣化による黄ばみは落とせませんが、このバッグに付いた2種類の黄ばみは自宅で解消できます。しかも同じ洗い方でOK。黄ばみの種類によって落とし方を変える必要もありません。
付いてしまった黄ばみを落とす方法
キャンパスバッグを洗うのに必要なもの
・中性の洗濯洗剤、または食器用洗剤
・洗濯用ブラシ
・クエン酸(または酢)
おしゃれ着用洗剤は衣類に優しい反面、汚れ落ちは期待できません。着用するたび洗濯するような洋服にはいいですが、バッグや靴など頻繁に洗わないものはおしゃれ着用洗剤では洗浄力が足りません。
私のおすすめは食器用洗剤(できれば中性)。もともと食器に使うの洗剤なので蛍光剤や漂白剤が入ってるわけもなく、何よりも泡切れがよく簡単に洗剤が落とせるので優秀です。皮脂などの油汚れもよく落としてくれます。クエン酸はお酢でも代用できます。
実際に黄ばみを落としたみた
① 下準備
キャンパス生地はホコリが付きやすいので、ブラシで裏表のホコリを取り除きます。ブラシがなったから、粘着テープや掃除機でも大丈夫です。
② 水に洗剤を溶かす
人肌温度のぬるま湯に食器用洗剤を入れてよく泡だてます。
③ 洗う
10〜15分ほどつけ置きして洗剤液をしっかり染み込ませます。
ブラシを使ってバッグ洗剤をこすり洗いします
④すすぎ
流水で泡が出なくなるまでしっかりとすすぎます。
クエン酸で中和させて黄ばみをシャットアウト
アルカリ系の洗剤や漂白剤を使ったことで発生させてしまった黄ばみを消したい場合、または弱アルカリ性の洗剤を使って洗った場合は、アルカリとは逆の性質を持つ酸性のクエン酸を使って中和し、黄ばみの発生を抑えます。
※クエン酸は塩素系の漂白剤とは混ぜないように気をつけてください。
①水にクエン酸を溶かす
水10Lに対して大さじ1杯くらいのクエン酸をしっかりと溶かして、バッグを20〜30分つけ置きします。
②すすぐ
流水でしっかりすすぎます。
③脱水
バスタオルを使って水を拭きとります。
バッグを形よく干す方法
洗い終わったらバッグの中に、梱包材などを紙くしゃくしゃに丸めて詰めます。新聞紙でもいいですが、インクがつくのが心配なので、梱包材がなければ膨らませたビニール袋などでもいいです。直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干し。
黄ばみスッキリ落ちた!仕上がり
皮脂汚れがついた持ち手の黄ばみもキレイに落ちました。
うっかり漂白剤を使ってできた黄ばみも解消しました。クエン酸ではなくお酢を使った場合、独特のニオイがつきます。気になるようなら風通しのよい場所で3-4日、ニオイが気にならなくなるまで放置してください。
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キャンパスバッグに付いた黄ばみの落とし方まとめ
キャンパスバッグの黄ばみや汚れは、食器用洗剤とクエン酸(またはお酢)を使って自宅でもキレイに落とすことができました。食器用洗剤は、油汚れを落としやすく、泡切れも良いのでおすすめです。また、アルカリ性の洗剤は黄ばみの原因となるため、中性洗剤を選ぶことが大切。洗剤が原因で付いてしまった黄ばみはクエン酸を使うと落とすことができ、黄ばみ発生の予防にもなります。
【ポイント】
・洗剤は食器用洗剤がおすすめ
・クエン酸(お酢でも可)で黄ばみを中和
これらの方法を実践することで、愛着のあるキャンパスバッグを長くキレイに使えます。エプロンや靴、サンダルも同じ方法で黄ばみを落とせます。ぜひ試してみてくださいね。