宿題をしないでゲームばかりしている小学生に効果的だった!教師が実践した3つの共通点と改善策
ゲームばっかりしている子どもにどう声をかけたらいいのかわからない…。そんな悩みをお持ちではありませんか?実は、ゲーム依存の子どもには3つの共通点があります。それぞれの共通点に合わせて、効果的な声かけとNGな声かけの例をお伝えします。
共通点1:子どもはゲームに没頭してストレスを発散している
子どもは学校や家庭でさまざまなストレスを感じています。ゲームは子どもにとって楽しくてワクワクさせてくれます。ゲームに没頭することで、子どもはストレスを忘れるでしょう。しかし、ゲームばかりしていると、子どもの心身の健康や学習や友だち関係に影響が出てしまいます。
効果的な声かけ1:子どものストレスを理解してあげる
まず、子どものストレスを理解してあげることが大切です。子どもの気持ちに寄り添って、ゲームの楽しさや魅力に共感してあげましょう。そして、ゲーム以外にもストレスを発散できる方法があることを教えてあげましょう。例えば、こんな声かけができます。
「ゲーム、楽しそうだね。ゲームはどんなところが好きなの?」
「今日は塾でどんなことがあったの?大変だったこともあったかな?」
「ゲームはストレス発散になるよね。でも、ゲームばかりだと体や目にも良くないし、勉強や友だちとの時間も大切だよね。」
「ゲーム以外にもストレスを発散できることがあるんだよ。例えば、運動したり、音楽を聴いたり、本を読んだり、おしゃべりしたり…。どれも楽しいし、気分転換になるよ。一緒にやってみない?」
NGな声かけ1:子どものストレスを無視してゲームを制限する
子どもの気持ちを無視してゲームを制限すると、子どもとの関係が悪くなってしまいます。それに、子どもは反発したり逆ギレしたりします。それどころか、子どもはゲームをすることを規制されると、ますますゲームをやりたい気持ちになってしまいます。例えば、こんな声かけはNGです。
「ゲームばかりしているとバカになるよ!」
「今すぐゲームをやめなさい!」
「ゲームは1日1時間だけにする!それ以上やったらゲームを没収するからね!」
共通点2:ゲームで自分の能力や努力を認められたいと思っている
ゲームを通して、自分の能力や努力を認められたいと感じている子もいます。ゲームは勉強や運動が苦手な子でも、自分の能力や努力を示せる可能性があります。ゲームでレベルアップしたり、勝利したり、称賛されたりすることで、子どもは自己肯定感や自信を得られるからです。しかし、ゲームだけで自分の能力や努力を測ることに慣れすぎてしまうと、子どもは現実の世界での挑戦や失敗に耐えられなくなることもあります。
効果的な声かけ2:子どもの能力や努力をゲーム以外でも認めてあげる
子どもの能力や努力をゲーム以外でも認めてあげることが大切です。子どもがゲームで得た力や経験を現実の世界にも活かせることを教えてあげるとよいでしょう。そして、子どもが現実の世界で挑戦したり、成長したり、努力したりしたことを褒めてあげましょう。例えば、こんな声かけができます。
「ゲームでレベルアップしたんだね。すごいね。ゲームで身につけた力や経験は、現実の世界にも役立つよ。例えば、ゲームの集中力や判断力は、勉強やスポーツにも活かせるよ。」
「今日は宿題をがんばったね。えらいね。ゲームだけじゃなくて、勉強も大事だよね。」
NGな声かけ2:子どもの能力や努力をゲームだけで測る
子どもの能力や努力をゲームだけで測ると、子どもはゲームでしか自分の能力や努力を示せないと感じてしまいます。それは、悲しいことですよね。例えば、こんな声かけはNGです。
「ゲームで勝ったからって何になるの?」
「ゲームでレベルアップしたって、勉強やスポーツはできないんだから。」
「ゲームでしか自分の努力を感じられないなんて、かわいそうだね。」
共通点3:子どもはゲームで友だちとつながりたいと思っている
子どもは友だちとつながりたいという欲求が強いです。ゲームは子どもにとって友だちとつながれる場でもあります。ゲームで友だちと協力したり、競争したり、会話したりすることで、子どもは友だちとの関係を深めます。しかし、ゲームだけで友だちとつながると、子どもは現実の世界での友だち作りやコミュニケーションスキルに問題が出てしまいます。
効果的な声かけ3:子どもの友だちとのつながりをゲーム以外でもサポートしてあげる
子どもの友だちとのつながりをゲーム以外でもサポートしてあげることが大切です。子どもがゲームで仲良くなった友だちと現実の世界で会えるように手助けしてあげましょう。そして、子どもが現実の世界で友だちと楽しく過ごせるように、遊びや趣味やイベントなどを提案してあげましょう。例えば、こんな声かけができます。
「ゲームで友だちと楽しくやるのはいいことだと思うよ。でも、ゲームだけじゃなくて、現実の世界でも友だちと楽しめることがたくさんあるよ。例えば、公園で遊んだり、映画を見たり、お菓子作りをしたり…。どれも楽しいし、友だちとの絆も深まるよ。一緒にやってみない?」
NGな声かけ3:子どもの友だちとのつながりをゲームだけでないとダメだと言う
暗にゲームの中での友だちとのつながりまで否定すると、子どもは友だちとの関係のつくり方がわからなくなります。そして、子どもの孤立したり、不安になったりします。子どもにとっては、ゲームでつながった友だちも大切です。ですから、親にゲームでつながった友達を否定されると、子どもはどうしていいかわからなくなってしまいます。例えば、こんな声かけはNGです。
「ゲームでできた友だちは本当の友だちじゃないよ!」
「ゲームでしか友だちと話せないなんて、コミュニケーション力がないんだね。」
「ゲームで友だちと遊んでいるなんて、時間の無駄だよ!」
まとめ
ゲームばっかりしている子どもには3つの共通点があります。それぞれの共通点に合わせて、効果的な声かけとNGな声かけの例をお伝えしました。ゲームばっかりしている子どもにどう声をかけたらいいのかわからないというママは、ぜひ参考にしてみてください。ゲームは子どもにとって悪いものばかりではありません。ゲームの良い面を認めてあげながら、ゲーム以外の世界も楽しめるようにサポートしてあげましょう。
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