何をやってもとれないトイレのニオイの原因はこれかも。汚れのゆるむ夏こそやって欲しいお掃除箇所5つ
岐阜県で活動している整理収納アドバイザーの高桐久恵です。
毎日使うトイレ。寒い時期には臭わなかったのに暖かくなってから臭いが気になるようになったというお宅も多いのでは?
特に今年の夏は湿度の高い日が多く、匂いの分子が溜まりやすくなっているからなんだそうです。
まだまだコロナウイルスの影響でお家時間も減りそうにありませんね。
在宅時間が増えると、掃除の手間が増えるのも事実。皆様はトイレの掃除の頻度はどのくらいでしょうか?
実はトイレには目には見えない汚れが多く、尿や便の汚れ以外にほこりや皮脂などが溜まりやすい場所でもあります。
毎日掃除しているけれど、ニオイがとれなくてお困りの方は今回ご紹介する5つの場所を掃除してみて下さいね。
①まず手を付けたいのが壁や天井の汚れ。
意外と汚れているのが天井や壁です。特に便器の左右の壁は尿が飛んでいる場合もあり、放っておくとニオイの原因になります。
フローリングモップにアルコールを含ませたシートをはさんで、天井をなでるように拭きあげましょう。壁も上から下へ向かって拭くと拭き残しがありません。
②便座のふちの溝は歯ブラシで。
今やほとんどのお宅で使用されているウォシュレットタイプですが、便座のふちに溝のある便座はそこに尿が入り込み、時間が経つとアンモニア臭がしてくる場合が多いです。
匂いがする場合は歯ブラシに中性洗剤を付けて擦るか、酸性洗剤パックをして時間をおくのがおススメです。
それから便座裏のゴムの部分は取り外しができるので黄ばんでいる場合は漂白剤につけ置きをすると黄ばみがきれいに取れますよ。
③一番見落としがちなのがここ!便器のふち裏の尿石汚れ。
便器のふち裏は真下から覗かないと見えない場所で、トイレブラシも届きにくい場所。そのため頑固な尿石になりやすくニオイの元凶になりやすいです。
覗いてみて茶色くなっていたらアウトなので、強めの酸性洗剤をティッシュペーパーにたっぷり含ませ時間をおいてパックをしましょう。
軽い尿石なら15分くらいでするりと汚れが取れます。何時間も放置すると素材を痛めてしまう場合があるので様子をみながら行ってくださいね。
④こまめに見ておきたいウォシュレット便座の下。
ウォシュレットタイプの便座は外せることは知っていても、外したことがないとおっしゃる方が意外にいるようです。
ここの掃除を怠ると悲惨で、尿や便汚れなど強烈な臭いを放ちます。
ほこりや尿汚れなど複数の汚れが混ざり合っている場合が多いので汚れが固くなる前に掃除するようにしましょう。
ほとんどのメーカーは1週間に一度の掃除を推奨しているようです。
⑤男の子がいるお宅は要注意!便器の根元。
最後に見落としがちなのが便器の根元!知らない間に尿が垂れて根元につたってしまうと、時間が経つにつれてニオイの原因に…。
ひどい場合は床材にまで染み込んでしまう場合もあるので、洗剤パックをしてリセットするようにしましょう。
頑固な尿石汚れにはこれ!サンポール。
昔から使われているこの洗剤。トイレ掃除といえばサンポールです。
頑固な尿石汚れもサンポールをティッシュペーパーにたっぷり含んで汚れにあててパックすればするりと落ちてくれます。
強い酸性の洗剤なので何時間も貼り付けたままにすると材質を痛めてしまう場合もありますので様子を見ながら行ってくださいね。
※塩素系漂白剤と使用すると有毒なガスを発生させますので、くれぐれも一緒に使わないように気を付けましょう。
毎日の掃除は中性洗剤で。
日々の簡単な掃除であればこのような中性洗剤かクエン酸水などで十分です。
汚れは時間が経てば経つほど落ちにくくなります。こまめに掃除をすることでニオイも最小限に抑えられますのでできるだけ掃除する習慣を身につけましょう。
今回は普段なかなかできない場所をご紹介いたしました。トイレは風水的にも清潔で風の通る空間にしておきたいところ。ニオイが気になるお宅は是非汚れのチェックをしてみてくださいね!
筆者:高桐久恵(たかぎりひさえ) 整理収納アドバイザー
岐阜県で講座やセミナーのほか、個人宅の片付けサポートを行う。
生前整理アドバイザーの資格も持ち、収納よりも整理に特化したサポートを心がけています。
Instagram(@restart.138)ではお片付けビフォーアフター画像や元バスガイド時代の漫画も描いています。最近YouTubeも開設しました。