王林が審査員を務めた『青森りんご丸かじりコンテスト』とは? リンゴの咀嚼音までチェック!
10月はリンゴの収穫最盛期。リンゴといえば青森県が日本の生産量1位を誇ります。
きょう9日には、都内で『青森りんご植栽150周年プレ企画プロモーションイベント』が開催され、タレントで青森出身の王林さん(以下、敬称略)が登場しました。王林は『青森りんご』のアンバサダーを務めています(ちなみに王林は、自分の芸名である“王林”ではなく、”トキ”という黄色の品種が一番好きなんだそうです)。
来年の2025年は、青森県が林檎の植栽を始めて150周年を迎える記念の年とのこと。そのプレ企画として今回、『青森りんご』の丸かじりコンテストが開催され、王林が審査員を務めました。
審査基準に「咀嚼(そしゃく)音」が入っているという不思議なコンテスト。今回は、元テレビ局芸能記者で現・フリー記者のコティマムが、『青森りんご丸かじりコンテスト』が行われたイベントを取材しました。(取材・文=コティマム)
マイクに響く”パキッ!””シャリッ”とシズル感
イベントでは、昔からリンゴが身近だったという王林が、「葉取らずつがる」「早生ふじ」「トキ」の3種類のリンゴの食べ比べする場面も。ひと口にリンゴと言っても、甘みや酸味、歯ごたえ、硬さなどから全く味が変わります。王林は食べたリンゴが大好物の「トキ」であることを見事に言い当てました。
『青森りんご丸かじりコンテスト』には、一般のお客さま7人が参加。下は2歳から、上は70代まで、さらにはリンゴマニアや青森愛が強い人などが集まりました。
マイクの前でリンゴにかぶりつき、その咀嚼(そしゃく)音やスピード、かぶりつき感をチェック。王林を始めとした審査員が点数をつけていきます。
皮ごとかぶりくつと、思った以上に、“パキッ!”、”シャリッ!”、”ジャリッ”という咀嚼(そしゃく)音がマイクの中に響きます。さらに、瑞々しい果汁感や”シズル感も伝わってきます。豪快に大口でかぶりつく挑戦者も多く、ASMR(※autonomous sensory meridian response=聴覚や視覚への刺激によって感じる反応・感覚)さながら、咀嚼(そしゃく)音を感じることができました。
一方、立ち位置やマイクとの角度によっては、せっかくしっかりとリンゴを噛むことができても、音が全くマイクに入らないという人も……。それでも挑戦者全員、本場のリンゴに「甘い!」「おいしい!」と感激し、気づけば半分以上ペロっと口に入れていました。中には完食した人も。大胆な食べっぷりを披露しました。
挑戦者の丸かじりをチェックした王林は、フリップに点数を書き込み審査。グランプリには、審査員たちのトーク中もリンゴをかじり続けた2歳の女の子・あいちゃんが選ばれました。
王林は、「ずっとこっちを見て食べてくれてる」と喜び、今回のイベントを通して「リンゴにはいろんな品種があることを知って、いろんなリンゴを食べてほしい」と呼びかけました。
有名どころの”ふじ”だけでなく、”つがる”や”王林”、”世界一”など、さまざまな品種があるリンゴ。一般社団法人「青森県りんご対策協議会」専務理事の森山博幸氏や、「京浜関東青森りんごの会」副会長の諏訪徳明氏によると、「今年のリンゴは例年以上に大きく甘みが強い」とのこと。皆さんもお店で見かけたら『青森りんご』を手に取って、ぜひ丸かじりしてみてくださいね。
今回、記事内では”りんご”の表記が『青森りんご』『リンゴ』と2種類あります(平仮名とカタカナ)。その理由については「『檸檬』→『レモン』林檎→『リンゴ』―果物を片仮名にする理由【記者的言葉解説】」をご覧ください。動植物表記について解説しています。
また、取材に関する記事については「ロバート秋山が行きついた"スマホを使わない拡散"とは?『ジョイフル』新メニューのキャッチコピーも考案」もご覧ください。※スマホからご覧の方は、プロフィールからフォローしていただくと最新記事の見逃しがなくおすすめです。リアクションボタンもプッシュしていただけると、励みになります!今後も記者目線で、「ちょ~っとだけタメになる(?)」言葉解説をつづっていきます。
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