町田市のみなさま、謹んで新春のお慶びを申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。2025年巳年1本目の記事は、運勢がうなぎのぼりになることを願って、コスパ最高と評判で人気のお店をご紹介します。

ふっくら焼き上げられた大ぶりで肉厚なうなぎが、ご飯を覆い隠すように鎮座する「うな重」。そして、香り豊かなダシとともにさまざまな楽しみ方ができる「ひつまぶし」......贅沢な味わいを提供するのは【大衆うなぎ もとやま 町田本店】。小田急線/JR横浜線町田駅のどちらからも徒歩で約7分の線路沿いに建つ同店。

「大衆うなぎ」と書かれた名称から気軽に入れる居酒屋のような雰囲気をイメージしますが、広くはないものの店内は清潔でこざっぱり。テーブルが複数、4名座れるカウンター席が1箇所あり、全て掘りごたつ形式です。入り口で靴を脱いで店内へ。

筆者が訪れたのは12月31日の午後。ほとんどの席が予約客で埋まっていましたが、開店直後だったからか2箇所だけ空いていて入ることができました。居心地の良さそうなカウンター席を選択。

メニューは「うな重」「うなとろ重」「ひつまぶし」の3種類。「うなとろ重（数量限定）」と「ひつまぶし」は「並」「上」「特上」、「うな重」は「並」「上」「特上」「極」「祭」から選べます。それぞれの違いはうなぎの量。

• うな重 並（半尾）1,980円
• うな重 上（3/4尾）2,480円
• うな重 特上（1尾）2,980円
• うな重 極（1.5尾）3,980円
• うな重 祭（2尾）4,680円
• ひつまぶし 並（半尾）2,160円
• ひつまぶし 上（3/4尾）2,660円
• ひつまぶし 特上（1尾）3,160円

※税込価格です
※2024年12月時点の価格です

他にビールやハイボールなどのアルコール、コーラやオレンジジュースなどのソフトドリンクが揃います。「うなとろ重」のメニューは撮りそびれてしまいました。すみません。

3つのこだわりがある同店の一番の魅力はボリューム感

筆者は「ひつまぶし 上（3/4尾）税込2,660円」を、同行者は「うな重 特上（1尾）税込2,980円」を選択。それと「肝焼き串 税込380円」を1本。まずは肝焼き串から。それがこちら。

秘伝のタレがたっぷりかけられた肝焼きはコリコリぷりっぷり。うなぎへの期待が高まります。同店のこだわりは3つ。

• 日本うなぎを利用
• 米は秋田県産「あきたこまち」を利用
• 高知県で100年の歴史を持つ醤油醸造から伝わる秘伝のタレを使用

うなぎ1尾がまるまる使われている「うな重 特上（税込2,980円）」はこちらです。大きな重箱に肉厚のうなぎ。この量でこの値段は破格では。

うなぎはふっくら肉厚。

筆者が選んだ「ひつまぶし 上（3/4尾）税込2,660円」はこちら。

高級感のあるおひつの中に、食べやすくカットされたうなぎがずらり。タレの香りが食欲をそそります。「上」には3/4サイズのうなぎが入っています。

「ひつまぶし」は、愛知県・名古屋を代表するうなぎ料理の一つです。香ばしく焼き上げたうなぎを細かく刻み、タレの染みたご飯の上に敷き詰めたもの。特製のダシや薬味とともにいくつもの楽しみ方で味わえるのが特徴。壁に食べ方を説明した貼り紙が貼ってあるので、食べ方に迷っても確認できるのが嬉しい。

まずはご飯とうなぎをそのままで。「細かく切られた」一切れがふっくら肉厚。香ばしい香りのタレはそのままでも十分ですが、もし足りなくてもテーブルに置かれているタレで足すことができます。

薬味は「のり」「わさび」そして「ごま」。

薬味をかけると、香ばしいタレにすっきり爽やかな風味が加わり、味の変化を楽しめます。

3つ目の食べ方は、特製のダシをかけてお茶漬け風に。ダシの旨味が全体を包み込み、さらりとした後味を楽しめます。スープとしてもいただけるのでお腹も満たされる...。

最後は好きな食べ方で。筆者は1から3の食べ方を繰り返して完食しました。ごちそうさまでした〜。満腹...。筆者はいくつもの食べ方を楽しめる「ひつまぶし」が気に入りました。肉厚うなぎだから最後の一口まで満足できる一品。

ランチとしては少し割高かもしれませんが、肉厚うなぎをこの価格で食べられるのは破格です。1月は2日から営業しているそうです。年始のメニューに迷ったら出かけてみてはいかがでしょうか。

取材協力：大衆うなぎ もとやまオーナー、スタッフさん