【町田市】昭和の空気が漂う団地に続々と人が集まる「隠れた名店」で「更科そば」を食べてきた
お店の暖簾をくぐると、ふわりと漂うお出汁の香りが鼻をくすぐり、どこか懐かしい気持ちに包まれる...まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのような、温もりある蕎麦屋さん【浅野屋】。かわいいおばあちゃんと、親しみやすい笑顔が印象的な息子さん、そして感じのいいスタッフさんたちによって営まれているお店へ行ってきました。
昭和の空気が漂う団地にある「隠れた」名店
同店は小田急線鶴川駅からバスで約10分、昭和の空気が漂う鶴川団地の商店街にあります。年季の入った佇まいのお店に近付くと、窓から美味しそうな出汁の香りが漂い食欲をそそられる...。
店内は4人がけのテーブルと二人がけのテーブルがいくつかあり、一人で来てもくつろげるテーブル配置になっています。
歴史を感じさせる店内はシンプルで清潔。飾ったところがないところが居心地がいい。筆者が来た開店直後は空いていましたが、11時半を過ぎたらどんどん人が入ってきてあっという間に店内は賑やかに。
単品メニューは「蕎麦・うどん」以外に「上天丼」「カツ丼」などの丼や「ラーメン」「チャーシューメン」などの中華メニューがあります。11:00から14:00までのランチタイムメニューは「カツ丼(又は親子丼)ともりそばのセット(税込980円)」と「カツ丼(又は親子丼)とたぬきそばのセット(税込980円)」の2種類。※価格は2024年12月時点のものです。今後は値上がりする可能性があります。
ランチタイムメニュー「カツ丼ともりそばのセット」と「親子丼とたぬきそばのセット」を実食
筆者は「親子丼とたぬきそばのセット」を、同行者は「カツ丼ともりそばのセット」を選択。「カツ丼ともりそばのセット」はこちら。もりそばは味噌汁付き。
蕎麦は「更科そば」を使用しています。更科そばは、そばの実を挽いた際、最初に出てくる胚乳のみを集めた貴重な「一番粉」を使って打ちます。 色のある甘皮が混ざっていないため、麺もおのずと白くなるのだそう。ほのかな甘味が感じられ、細い麺はコシがあって食べやすく美味しい。
卵とじのカツ丼は一口サイズにカットされていて、食べやすい。ジューシーな豚カツとふわふわの卵が絶妙に絡み合って、出汁の香りが食欲をそそります。
「親子丼とたぬきそばのセット」はこちら。本当はもりそばを食べたかったのですが、温かさに惹かれてたぬきそばのセットを選択。
細い更科そばの麺はつゆとのバランスが抜群。温かいお蕎麦は一気に体を温めてくれました。小松菜が入っているのも嬉しい。親子丼は、柔らかい鶏肉ととろりとした半熟卵のバランスがよく、するするっと入っていくので、ペロリと一気に食べ終えました。
同店は12月31日まで通常営業をしています。最近では天ぷらを販売しているお店が少ないので、「海老てんぷら」をテイクアウトで買えるのは、近くに住んでいる方達がうらやましい。
年始は1月1日から4日までお休みですが、5日から通常営業。美味しいそばを求めてふらり出かけてみてはいかがでしょうか。常連さんによると「上天丼」「上カツ丼」が評判の様子。筆者は次は「上天丼」を食べてみたい。
【浅野屋】
所在地:東京都町田市鶴川6丁目7−1-104( 鶴川団地センター名店街)
営業時間:11:00〜15:00 / 17:00〜19:00
定休日:木曜日
TEL: 042-735-5165
駐車場:商店街共用のお客様駐車場有り(店舗利用で1時間無料)
アクセス:小田急線鶴川駅から徒歩約27分 / バスの場合[鶴11]で[センター前(鶴川団地)]下車徒歩約1分
※年末は12/31まで通常営業、年始は 1/1〜1/4までお休み(1/5より通常営業)
※価格は2024年12月時点のものです。今後は値上がりする可能性があります。
取材協力:浅野屋オーナー、スタッフの皆さま
※2024年12月時点のメニュー/価格です。