間違った焼き芋の作り方してない?アルミホイル有りと無しどちらが正解か八百屋が検証してみた
こんにちは。八百屋歴10年の青髪のテツです。
濃厚な甘味とホクホクとした食感がおいしい焼き芋。お店のパートさん何人かに「家でどうやって焼いているの?」と聞いてみると、アルミホイルを巻いて焼く方法と、アルミホイルなしで焼く方法の2パターンの方がいることに気が付きました。
どちらの方がおいしいのか、この記事で結論をつけます。
焼き芋をアルミホイルなしとありで焼いてみた
今回は「紅はるか」という甘味が非常に強いさつまいもを使って「焼き芋はアルミホイルなしとあり、どちらがおいしいのか」を比較していきます。
①さつまいもを2本用意します。
②さつまいもの両端をカットし、塩水に30分つけます。
③水けを拭きとり、片方のさつまいもにアルミホイルを巻きます。
④トースターを焼き芋の設定にして③のさつまいもを焼き上げます。
焼き芋をアルミホイルなしとありで焼いてみた結果
結論から言うと「アルミホイルを巻かずに焼いた方」がおいしく感じましたが、それぞれ良さがあったので「見た目」「甘味」「風味」「食感」の項目で分けてどう違ったのか説明していきます。
見た目
アルミホイルありで焼いた焼き芋は、皮が濡れて、しっとりとしています。アルミホイルで密閉されたことによって、さつまいもの自身の水分で蒸されたことが原因だと考えられます。
アルミホイルを巻いて焼いた焼き芋は、切ってみると、皮と実の間に隙間がなく「ふかし芋」のようにしっとりとしています。
一方、アルミホイルなしで焼いた芋は、皮がカラッと乾いていて、焼き芋らしい見た目になっています。食べるときも、乾いている方が手がベタベタにならず持ちやすいのは良い点ですね。
こちらの方がお店で焼いた焼き芋に近い見た目をしています。
切ってみると、アルミホイルなしで焼いた焼き芋は隙間があります。
アルミホイルなしで焼いた芋は水分が飛び、実が凝縮されたことで隙間ができたのでしょう。
甘味
続いて「アルミホイルで巻いた焼き芋とアルミホイルなしの焼き芋」の甘味を比較していきます。
食べてみた結果は「甘味」は完全にアルミホイルなしで焼いた焼き芋に軍配があがりました。
理由は水分が飛んだことにより、さつまいもの糖分や旨味が実に凝縮されたことで、より甘く感じるのではないかと考えられます。
風味
次に「アルミホイルで巻いた焼き芋とアルミホイルなしの焼き芋」の風味を比較していきます。
「アルミホイルなしで焼いた焼き芋」はところどころ焦げのようなものがあり、香ばしい風味を足してくれていて、焼き芋特有の風味を感じることができました。
「アルミホイルで巻いた焼き芋」は焦げはなく、全体的に均一な色をしています。「アルミホイルなしで焼いた焼き芋」にあった特有の風味は感じられませんでした。ただこれはこれで、クセがなくおいしく感じます。
食感
最後に「アルミホイルで巻いた焼き芋とアルミホイルなしの焼き芋」の食感を比較していきます。
ちなみに今回焼いた「紅はるか」という芋はねっとりとした食感が特徴のさつまいもです。
「アルミホイルなしで焼いた焼き芋」はねっとりとした食感ではあるものの、多少ホクホク感も残っていてバランスの良い食感でした。
「アルミホイルで巻いた焼き芋」は、よりしっとり滑らかな舌触りが心地よい食感でした。
焼き芋はアルミホイル有りと無しどちらが正解?まとめ
今回は「焼き芋はアルミホイル有りと無しどちらが正解?」というテーマで検証してみました。
結果として、アルミホイルを巻いた焼き芋はふかし芋に近く、アルミホイルなしで焼いた焼き芋は焼き芋らしい味になりました。
それぞれ良さがあって、好みが分かれると思います。実際に我が家では私は「アルミホイルなし派」で妻が「アルミホイルあり派」に分かれました。
よかったら食べ比べてみてくださいね。
他にも「八百屋一押しのさつまいも紅天使とは?」という記事や「おいしいさつまいもの選び方」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。