【ほうれん草】水から茹でる?お湯から茹でる?「食感が悪くなる間違った茹で方「3選」
こんにちは、元スーパーの青果担当の「ぱるとよ」です。
季節が変わり、風が冷たく感じるようになると、ほうれん草が一段とおいしくなりますよね。ただし、茹で方を間違えると、ほうれん草がクタッとして食感も悪くなり不味くなることも…!
そこで今回は、よくやりがちなほうれん草の間違った茹で方を3つと、おすすめの茹で方を合わせてご紹介します。
間違った茹で方その1:水から茹でる
ほうれん草を茹でるときは、大根やじゃがいもと同じように水から始めるのではなく、お湯を使います。
野菜を茹でる上での基本は、土の上で育っている野菜は沸騰したお湯から、土の中で育っている野菜は水から茹で始めると良いと言われています(もちろん、これには例外もあります)。
ほうれん草を水から茹で始めてしまうと、お湯が沸くまでの間ずっと水につかってしまい、ほうれん草が柔らかくなりすぎてしまって、食感が損なわれてしまいます。
そこで、お湯がしっかりと沸騰してからほうれん草を入れ、必要最小限の時間で茹で上げるのがコツです。この方法なら、ほうれん草の食感をしっかりと残すことができます。
正しい茹で方はこちら:沸騰したお湯から茹でる
間違った茹で方その2:長い時間ほうれん草を茹でる
ほうれん草はもともと柔らかい野菜ですから、長時間茹でる必要はありません。沸騰したお湯に投入して、約1分間が目安です。長く茹で過ぎると、ほうれん草は柔らかくなり過ぎ、食感が損なわれてしまいます。
もし袋に入ったほうれん草の葉の大きさが均一なら、全部まとめて茹でても大丈夫です。しかし、葉の大きさにバラつきがある場合は、少し工夫が必要です。
大きな葉の茎部分は最初に30秒、その後、葉の部分と小さなほうれん草を加えて、15秒茹でてからひっくり返し、さらに15秒茹でます。
ほうれん草の量が多い場合は、茹でる時間を様子見ながら調整してください。
茹で上がったら、すぐにお湯をきり、氷水に入れてしっかりと水気を切ります。その後、食べやすい大きさに切っていただくと良いでしょう。
正しい茹で方は、シンプルです:茹で時間はたったの1分でOK!
間違った茹で方その3:根元ごと茹でる
栄養を逃さないために丸ごと茹でる方法が良いと思われがちですが、ほうれん草の根元には土が残りやすく、ただ洗うだけではきれいに土を落とすのは難しいです。特に、冬場のほうれん草は夏のものに比べて土が多く付いていることが多いように感じます。
そのため、根元を切り落としてから先に洗う方法をお勧めします。根元を先に丁寧に洗うことで、土をしっかりと落とすことができます。
土が少ないタイプのほうれん草の場合でも、根元に何箇所か切り込みを入れてから、そこを重点的に洗いましょう。
正しい茹で方:根元を切り落としてから、茹でてください。
まとめ
- ほうれん草は沸騰したお湯から茹で始める。水から始めると食感が悪くなる。
- 茹で時間は1分程度で十分。長すぎると食感が損なわれる。
- 葉の大きさが不揃いなら、大きな茎は30秒、葉と小さなものは15秒ずつ茹でる。
- ほうれん草の根元は切り落とし、しっかり洗ってから茹でる。
気になる方は、ぜひ試してくださいね。
【関連記事】(生活に役立つ「食材」の豆知識)
・1ヶ月も長持ちする方法も!バナナの正しい保存方法(室温・冷蔵・冷凍)
上記リンク先は外部サイト(ぱるとよ)へ移動します。