WBCの決勝戦に出場した選手のうち、大谷やヌートバーら5人が同じ試合でプレーする。この人数は最多!?
今年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦は、日本とアメリカ、両チーム合わせて33人の選手が出場した。
5月3日にブッシュ・スタジアムで行われた試合には、そのうちの5人が出場した。ロサンゼルス・エンジェルスは、「2番・センター」のマイク・トラウトと「3番・投手&DH」の大谷翔平がそう。セントルイス・カーディナルスは、「1番・ライト」のラーズ・ヌートバー、「2番・一塁」のポール・ゴールドシュミット、「4番・三塁」のノーラン・アレナードだ。どちらのチームにも、優勝メンバーと準優勝メンバーがいた。
この試合で大谷と投げ合ったマイルズ・マイコラスも、アメリカのメンバーとしてWBCに出場したが、決勝戦では登板していないので、人数には含めていない。また、エンジェルスとカーディナルスは、前日も試合を行ったが、大谷は出場しなかった。
ただ、33人中5人は、上限の人数ではない。エンジェルスのリリーバー、エアロン・ループは、WBCの決勝戦で2番手として0.2イニングを投げている。5月4日の試合も5人が出場し――その可能性は低くない――さらに、ループが登板すれば、33人中6人となる。
また、フィラデルフィア・フィリーズにも、WBCの決勝戦に出場した選手が3人いる。トレイ・ターナー、J.T.リアルミュート、カイル・シュワーバーだ。エンジェルスとフィリーズ、あるいはカーディナルスとフィリーズが対戦する試合でも、WBCの決勝戦に出場した6人がプレー、となり得る。ただ、フィリーズに優勝メンバーはいないので、両チームのいずれにも優勝メンバーと準優勝メンバー、とはならない。
移籍があれば、6人にとどまらず、7人以上の可能性も出てくる。
なお、日本プロ野球では、こちらに準優勝メンバーはいないが、東京ヤクルト・スワローズと読売ジャイアンツが対戦する試合で、6人の優勝メンバーがプレーすることもあり得る。東京ヤクルトは、山田哲人、中村悠平、村上宗隆。読売は、岡本和真、戸郷翔征、大勢だ。今シーズン、6人とも出場した試合は、まだない。