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お湯は最強の洗剤?いつもの手順をひとつ変えるだけで激落ち!プロが油汚れに使っているキッチンお掃除方法

きゆす掃除屋

毎日使うので特に汚れがたまるキッチン。
年末にお掃除を計画している方も多いのではないでしょうか。

他の場所に比べても特にキッチンは手間がかかり、一年間の汚れを掃除するので大変ですが、手順や道具を変えるだけで激的に作業が楽になります。

今回は掃除のプロが使っている、頑固な汚れを落とす時短テクニックをご紹介します。お湯がエコで環境にやさしい最強洗剤なワケも順を追って説明していきますね。

キッチンをキレイにする手順

キッチンのお掃除は、大きく分けて2つのグループ分けをして考えていきます。

①換気扇、コンロ五徳、グリル等の油汚れ、水切りカゴ等のぬめり汚れのつけ置きのグループ
②シンク、デスクトップ、収納扉等の拭き掃除のグループ

この2つのグループを同時進行していきます。

キッチン用品移動や外せる部品を外し、拭き掃除をして完了まで2時間を目標に頑張りましょう!

作業前の準備

まずはキッチンに置いてある調理器具等の小物を別の場所に移動させておきましょう。収納内まで引っ張り出すと1日がかりです。最低限デスクトップ等の平面部は何も置いていない状態にしておきましょう。

用意するもの

マイクロファイバークロス
バケツ2つ
油汚れ用洗剤(つけ置き用とスプレー用)
ゴム手袋
漂白剤
ナイロンクロス(スリーエム 汚れが落ちるはなまるネット)

雑巾などの布に比べて汚れを落とす力が高いマイクロファイバークロスは是非とも用意して下さい。

バケツは水切りカゴや防臭キャップのつけ置きとクロスのゆすぎに使います。

油汚れ用の洗剤は、シンクに水をためて換気扇ファン等をつけ置きするので、多めの量が必要です。詰め替え用のお得なボトルを用意して下さい。重曹でもOKです。
スプレータイプもあると便利です。

上記製品、ゴム手袋、漂白剤は100均製品で良いと思います。

ナイロンクロスはスリーエム製の物を購入して下さい。油落としに非常に優れ、キズも付きにくいです。

シリコーン蓋
ラップ
ブラシ
金たわし

状況に応じて用意していただく物です。

ラップとシリコーン蓋はシンク用の水止め用です。止水セット(排水口のゴム製の蓋)がヘタって水が止まらない場合に用意して下さい。

100均製品です。
かわいい色の商品があったので、お掃除するついでに交換の検討も!

シリコーン蓋や菊割れゴムでお湯をためる方法を紹介した動画です。

お掃除を始めます

作業前に全ての段取りが終わりましたらここでゴム手袋をつけましょう。スマホも操作できなくなるのでBGMを流す方は事前に準備を(笑)

外せる部品をつけ置きします

排水口の水切りカゴや防臭キャップを外し、用意したバケツに水と漂白剤を適量入れてつけ置きしておきます。つけ置き用のバケツは、フローリングなどの床に直接置くと、バケツからたれた洗剤分で色落ちしてしまう事があるので注意して下さい。

換気扇カバー、フィルター、五徳などを外し、シンクにためたお湯に洗剤を適量入れてつけ置きしておきます。お湯の温度は50度以上が油汚れに効果があるので、やけどに気をつけながらなるべく高温に。
一般的なシンクの容量は約60Lです。
部品がひたひたになる水位に合わせて適量の洗剤をいれてください。

もし止水キャップで水が止まらない場合は、シリコーン蓋やラップを使ってお湯をためて下さい。

平面部の拭き掃除

つけ置きをしている間に拭き掃除をします。
ゴム手袋越しで無理のない範囲の高めのお湯(できれば50度以上)をバケツに入れます。

ここからがプロの技です!
ナイロンクロスにお湯を含ませて、油の飛び跳ねをこすり落とします。たっぷりとお湯を使って油を溶かしていくイメージです。ある程度の範囲をこすったら、洗剤を塗り込みます。
最後にマイクロファイバークロスで水拭きをして、これを繰り返して下さい。

コンロや壁などに付着している油の飛び跳ねは、表面が固まっています。その状態で洗剤を吹きつけても洗剤分が内部まで浸透していきません。なので熱いお湯とナイロンクロスで表面を溶かしてから洗剤を使うと、今まで落ちなかった汚れが少ない洗剤量でスピーディーに落ちていきます。

デスクトップや収納扉も同じように仕上げていきます。
あまり汚れていない場所は、マイクロファイバークロスにお湯をきつく絞って、拭き掃除だけで仕上げましょう。コンロ周りの汚れ落ちが悪い場所には、ナイロンクロスでこすった後に洗剤を吹きつけて10分程度置いておくと良いでしょう。

外した部品を仕上げます

つけ置きしておいたファンなどを仕上げていきます。
お湯をぬくときに、防臭キャップを外しているので、ねじなどの小物を一緒に流さないように注意してください。
お湯をぬき終わったら洗剤分が乾く前に、お湯を出しながらナイロンクロスでシンク内部をこすり洗いしてください。

排水口周りのぬめりも洗います。

シロッコファンや五徳などの汚れが落ちにくいものは、ブラシや金たわしを使い、残っている油をこすり、洗剤を吹きつけて下さい。

画像はダイソー製のブラシです。
形状が凸型になっているのと、毛足の長さがすき間の汚れをかきだすのに適しています。

つけ置きしていた部品も洗剤分が残らぬようにしっかりとゆすいでください。
ゆすぎが甘いと薬品焼けが白く残ってしまいます。

この時点でかなりキレイになっていると思いますが、ステンレスのツヤを出したい方は、クリームクレンザーなどを使って磨いてください。

シンク磨きの動画です。

排水口周りの水切りカゴや防臭キャップは残っているぬめりをブラシで落として水洗いします。

仕上げです

外した部品を乾燥させて取り付けていきます。

デスクトップ、シンク等を洗剤分が残っていないようにしっかりと水拭きします。

移動させた調理器具を戻して終了です。

まとめ

今回は時間をかけないキッチンのお掃除方法をご紹介しました。お湯が汚れ落としにおいてとても大切な事が、今回ご紹介した方法を試して頂ければよくわかると思います。他の場所の拭き掃除をする時にも使える技なので、今年の大掃除には是非ともお試しください。



























掃除屋

ハウスクリーニング歴25年。住宅の内部から外壁にいたる、ありとあらゆるクリーニングを経験。去年から突如YouTubeを始め、高齢母の家の掃除風景や、how-to動画をアップしている。妻、息子、娘の4人暮らし。2021年の目標は両手フリック入力の50歳。

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