きょうだい喧嘩を上手にとめる!オススメの声かけ5選
突然はじまるきょうだい喧嘩。
きいているうちについ、イライラしてしまって「いい加減にしなさい!」と怒鳴ってしまっていませんか?
きょうだい喧嘩を上手く止められたらいいな、と思いますよね。
この記事では、きょうだい喧嘩を止める5つの声かけをお伝えします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.どう思っているのか気持ちを教えて
きょうだい喧嘩が始まると、子どもは怒りや悲しみといった感情を抱きます。
まずしてほしいことは、子ども達の気持ちの整理です。
「〇〇だから、悲しかった」や、「イライラする」などの感情を言語化することで、子ども達自身も自分の感情を認識する能力が身に付くでしょう。
自分の感情を言語化できると、自分の感情に折り合いをつける能力が身についていきます。
また、他人の感情を推し量り、寄り添えるようになります。
まだ言葉を上手く話せない2、3歳までの子どもにも有効です。
親が「〇〇されて悲しかったね」と子どもの気持ちを代弁してあげるといいでしょう。
「楽しい」「和やか」などのプラスの感情だけでなく、マイナスの感情も表現することで、感情をコントロールする術を学んでいきます。
2.どうしたら解決するか考えてみよう
きょうだい喧嘩において親は、どちらかが悪いと決めつける裁判官になってはいけません。
問題を一緒に考え、子ども達自身に解決方法を考えさせるのです。
自分たちで考えることで、お互いの意見を聞くことができます。
子ども達の間で考えた答えなので、その後の争いも起きにくいでしょう。
3.順番に、一人ずつ話してみて
お互いが同時に意見ばかり言ってしまうと、問題解決にはつながりません。
今は一方が話すターン、もう一方は聞くターンと、順番に意見を交わしてもらいましょう。
おすすめの方法として、口のイラストと、耳のイラストを描いた紙を一つずつ作り、互いに持たせるやり方です。
話すターンと聞くターンが視覚化されてわかりやすいでしょう。
ルールを視覚化すると、子どもも順番を、より守ってくれるようになりますよ。
4.一緒に遊ぶ時のルールを決めてみよう
子ども同士でルールを決めるもよし、大人がサポートに入ってもよしです。
わかりやすいルールは、「今使っている人から順番に使う」というもの。
喧嘩した際は、「もうたくさん遊んだんだからそろそろ貸してあげなさい」と、大人がコントロールしてしまいがちです。
しかし乳幼児期では、好きなことに没頭してやり続けることが、成長する上で大切なことになってきます。
一方は好きなことに没頭でき、もう一方は、順番を待つために我慢する力が身に付いていくでしょう。
5.落ち着いてから話そうね
感情的になっている時に、冷静な話し合いはできません。
感情が爆発している時には、お互いが見えないところに行ってもらい、まずは落ち着くまで待ってみましょう。
落ち着きを取り戻した頃に、再度顔を合わせて話し合いを行います。
まとめ
きょうだい喧嘩は、社会性が身についたり、手加減を知ることができるなど、決して悪いことではありません。
親は喧嘩に介入しすぎず、第三者の目線で見守ることが大切です。
いずれは自分たちで問題を解決できるよう手助けをしてあげて、子ども達の成長を見守っていきましょう。