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ひとり旅におすすめ! ソロ温泉で訪ねたい「山の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

都会では味わえない開放感、雄大な風景、新鮮な空気……。山の上にある温泉にやってくると、爽快な気分になる。

医学博士の植田理彦氏は、「高地の温泉ならではの特徴である『気圧』が好影響を及ぼす」と言う。

標高500~1000mの温泉で、交感神経と副交感神経のバランスがとれるようになります。気圧が低下することで湯に浸かるだけで心臓や肺の運動が活発になりますーー雑誌『男の隠れ家2016年10月号増刊』

山の温泉地は、これからがベストシーズン。山登りが好きな人も、温泉が好きな人も、山の温泉地で贅沢な時間を過ごしてみてはいかがだろう。

蔵王温泉(山形県)

標高880メートルに位置する歴史ある温泉地。白布温泉、高湯温泉とともに「奥羽三高湯」のひとつに数えられる。温泉施設のほとんどは、基本的に源泉かけ流し。温泉街には小さな民宿、ペンションから温泉旅館まで100軒ほどの宿泊施設があり、ニーズや予算に合った宿を選べる。

草津温泉(群馬県)

日本を代表する人気温泉地。標高1200mに位置するので避暑地としても活用されている。宿泊施設のバリエーションも日本有数であるから、一人でも自分の予算やニーズに合った宿は見つけやすいだろう。湯畑をはじめ観光スポットが多いので、温泉も観光も楽しみたい人におすすめ。

乗鞍高原温泉(長野県)

標高1400~1500mなので避暑地としても人気が高い。登山、スキー、サイクリングなどが楽しめ、山好きの人にはおすすめ。小規模な宿が多く、日帰り温泉の「湯けむり館」をはじめ、乳白色の本格的な濁り湯が楽しめる。

雲仙温泉(長崎県)

標高700m、雲仙国立公園内にある温泉地。平地に比べて5度ほど気温は低い。明治以降はアジア在住外国人の避暑地として栄えた高原リゾートである一方、雲仙地獄などの荒々しい自然を間近に感じることができる。源泉は豊富で、宿泊施設のほか、共同浴場でも乳白色の湯を堪能でき

霧島温泉郷(鹿児島県)

大小9つの温泉地からなる霧島温泉郷は標高600~850mに位置する。大型のホテルから鄙びた一軒宿までバリエーション豊富なので、一人でもニーズに合った宿を選べる。中心部にある「丸尾温泉」はコンビニなどの店舗が集まっているため、利便性も高い。

高橋一喜|温泉ライター
386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信中

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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