こんにちは、おうちクリーニング（洗濯）研究家のハナです。冬の寒さから守ってくれるコートやジャケットですが、頻繁に洗濯やクリーニングに出すのは大変ですよね。今回は、1分でできる冬のコートのお手入れ方法をお伝えします。この方法を実践すれば、クリーニングの頻度を減らしても美しさを保つことができますよ。

レザー（革）にハンドクリーム

レザーコートはお肌のように保湿が重要です。着用後は少量の栄養クリームを布で薄く伸ばし、塗布します。

手持ちのハンドクリームでも代用可能。ハンドクリームは靴用のクリームよりも浸透力が高いので布ではなく手を使う方法がオススメです。

手にクリームをなじませた後、革の表面をホコリを叩くようなイメージで軽いタッチで塗ると、簡単でムラなくキレイに仕上がります。

ウール・カシミアはブラッシング

ウールやカシミアのコートはブラッシングが基本です。ホコリや汚れを取り除くために繊維に逆らってブラッシングします。

その後、繊維に沿って優しくブラッシングして毛並みを整えます。

肩の部分に厚みのあるハンガーを使用すると型崩れを防ぐことができます。

ポリエステルの汚れの落とし方

ポリエステルやアクリルなどの化学繊維は耐久性と速乾性に優れています。汚れた時は中性製剤を薄めたものに浸したタオルを硬く絞って拭きます。

また、100円ショップでも購入できるマイクロファイバーを使うと洗剤なしで汚れが落ちて便利。

化学繊維は静電気が起きやすく、毛玉ができやすい特徴があるので、静電気防止スプレーを使うと、ホコリや毛玉を防ぐことができます。

ツイードは指で弾いてホコリを落とす

ツイードはざっくりと織られた風合いが魅力ですが、ホコリがたまりやすく定期的なブラッシングが必要です。指で軽く弾いてホコリを浮かせ

その後、上から下にブラッシングします。

コーデュロイは裏返して保存

コーデュロイは表面の凸凹が空気を蓄えて暖かさを保ちます。

ただ、繊維が倒れやすく、跡がつきやすいので収納時はカバーをつけたり、裏返しにするなどして他の衣類と擦れないようにします。静電気防止スプレーも効果的です。

汚れ防止に撥水スプレー

頻繁に洗えないコートには撥水スプレーが効果的。フッ素系スプレーは幅広い素材に使え、月に1〜2回、定期的にスプレーしておくと水滴やシミ、汚れを防ぎ、クリーニングに出す頻度を減らすことができます。私が気に入って使っているのはカバン職人さんに教えてもらったコロニルの「カーボンプロ」。革にも使えて撥水力が高く効果が長続きします。スプレーするときは必ず室外でおこなってくださいね。

アウターの簡単ケアまとめ

• レザー: 保湿
• ウール: ブラッシング
• ポリエステル:簡単汚れ落とし
• ツイード: ホコリ取り
• コーデュロイ: 摩擦防止
• 撥水スプレー: シミや汚れ防止

これらの簡単なお手入れで、アウターを美しい状態に保ち、クリーニングの回数を減らせます。ぜひ試してみてください！