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【年末大掃除必見】オキシクリーンでタオルが復活!黒ずみ、ゴワゴワ、臭いも一掃する洗濯術

ハナおうちクリーニング(洗濯)研究家

こんにちは、おうちクリーニング(洗濯)研究家のハナです。

年末の大掃除でタオルをリフレッシュし、新しい年を気持ちよく迎えるための方法を紹介します。タオルが臭う、ゴワゴワしている、黒ずんでいると感じたことはありませんか?本日はオキシクリーンを使ってタオルの大掃除をおこないましょう。

タオルの「臭い」「ごわごわ」「黒ずみ」の原因は柔軟

柔軟剤の仕組み
柔軟剤の仕組み

柔軟剤は、繊維をコーティングして滑らかにするために使いますが、柔軟剤の使いすぎは逆効果です

落としきれなかった柔軟剤
落としきれなかった柔軟剤

柔軟剤を使いすぎると洗濯で落としきれず、古い柔軟剤の成分が層になって積み重なり硬くなります。この層は雑菌の快適な住処となります。こうなってはどんなに柔軟剤や洗剤を足しても逆効果。パイルも立ち上がらずふわふわ感や吸水力も低下します。

オキシクリーン
オキシクリーン

そこで、積み重なって層のようになった古い柔軟剤を落とすのに有効なのがオキシクリーンなどの酸素系漂白剤です。

オキシクリーンでタオルをリセット

蓄積した柔軟剤(油汚れ)は酸性ですので、弱アルカリ性のオキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使って中和して落とします。

容器に40〜50度のお湯をはり、オキシクリーンを溶かします。年末は湯船にお湯を貼り家中のタオルをリセットします。15Lのお湯に対して付属スプーン4杯分のオキシクリーンを使用します。

タオルを2時間ほどつけ置きした後に洗います。

年末のスペシャルケア

つけ置きしたあと、年末のスペシャルケアとして洗剤を使わずに洗濯機で洗います。

洗濯は水をたっぷり使ったほうが汚れがよく落ちます。まずは洗剤を使わずに洗うことで洗濯機の全工程をすすぎに使え、1年間にタオルにこびりついた残留物を徹底的に洗い流すことができます。洗濯機の設定水量は最大、すすぎは水を流しながら行う注水すすぎに設定するとさらに効果的です。

仕上げに洗剤を使って洗濯する

コストコなどで販売されているオキシクリーンには洗剤の役割をする界面活性が入っています。界面活性剤の入った漂白剤は、洗剤としても機能しますが、日本版のオキシクリーンには界面活性剤が入っていません。そのため、つけ置きした後は洗濯洗剤を使って通常の洗濯をする必要があります。

タオルは上下に振ってから干す

洗濯後、干す前にタオルを乱暴に振り回すことでパイルが立ち上がり、吸水力が増します。

弾力があり、吸水力抜群のタオルになりました。

ゴワゴワになっていたパイルがしっかり立ち上がっているのがわかると思います。

柔軟剤以外にも直射日光は繊維を硬くする原因になります。風通しの良い日陰で干すことで、タオルのふわふわ感を保つことができます。夏の強い日差しはもちろん、冬の乾燥もタオルが硬くなる要因です。乾いたらすぐに取り込んでください。乾燥機を使っている方は乾燥しすぎないことも大切です。

新しいタオルには柔軟剤を使わない

新年に新しくタオルを新調する人も多いでしょう。新しいタオルの使い始めは毛羽が抜け落ち、顔や身体に細かい毛羽がついて不快になることがあります。手触りがよいタオルほど繊維密度が高く、毛羽が脱落しやすいです。本来、毛羽は摩擦によって抜け落ち、次第に落ち着きますが、柔軟剤を使用すると滑りが良くなり摩擦が減るため、何度洗っても毛羽が脱離することになってしまいます。タオルの使い始めは柔軟剤を使わずに洗うことで、短い期間で毛羽の脱離が完了して使いやすいタオルになります。ぜひ試してみてください。

タオルの大掃除 まとめ

柔軟剤は、繊維をコーティングして滑らかにするために使いますが、使いすぎると逆効果です。柔軟剤は繊維に油膜を作り、滑りを良くしますが、これが過剰になると繊維が硬くなり、吸水力も低下してしまいます。

年末の大掃除を機に、オキシクリーンケアを取り入れることで、タオルの吸水力が復活し、黒ずみも気にならなくなります。新しい年を迎える準備を整えましょう。

おうちクリーニング(洗濯)研究家

身近なものを使って誰でも洗濯上手になれる情報を発信中。年間100以上の洗濯グッズを自腹で試すおうちクリーニング(洗濯)研究家。世の中に当たり前のようにある洗濯に関する常識が本当なのか?売れている商品は本当に使えるのか?そんな疑問を実際にやってみて、誰もが目に見えるかたちで公開するブログ「洗濯ラボノート」を運営。雑誌「LDK」、「LEE」、「Mart」、「大人のおしゃれ手帳」など多数掲載。関西を中心にテレビにも出演。 

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