ジャパンカップ 前日11時→17時現在オッズでは人気2頭の単勝シェア率が75%超え 調教VTRまとめ
26日、東京競馬場で第43回ジャパンカップ(GI)が行われる。
まず、ジャパンカップはメインレースだが最終レースとして行われ、レース番号は「東京12レース」なのでご注意いただきたい。
※JRA発表の前日17時現在の単勝オッズも追記しました。
さて、まず前日午前11時現在の単勝オッズをまとめてみた。断然の1番人気は世界レーティング1位のイクイノックスで1.3倍。続く2番人気がリバティアイランドで4.6倍。そのあとは単勝2桁台になり、タイトルホルダー、ドウデュースと続く。昨年の覇者・ヴェラアズールは83.2倍だ。
今年のジャパンカップの単勝の売れ方の特徴は「階層化」だ。まず、番狂わせを感じさせる単勝2桁台までの10頭と実績面では厳しい単勝3桁台に二分され、さらに上位10頭の中でもGI5勝のイクイノックスとGI4勝のリバティアイランド、とそれ以外の馬たちのあいだで大きく数字が離れており、全体では三層にわかれている。
さらにJRAが発表した前日17時現在の単勝オッズも追記する。
三層に階層化された様子に変わりはなく、そのメンバーに入れ替わりはないが、二層目で午前11時現在は僅差の4番人気だったドウデュースが3番人気に上昇しており、タイトルホルダーの人気を上回っている。その後、夜の数字を見るとさらにドウデュースの単勝オッズは下がっており、今後も人気を集めそうだ。
単勝のシェア率をグラフにすると、さらにその格差の大きさを感じる。
イクイノックスとリバティアイランドは同枠に入ったが、その"白"の割合が全体の4分の3を超えている。
確かにイクイノックスもリバティアイランドも強い。だが、ここまで絶対的存在なのか?
と、改めて考えさせられるし、その相手関係に面白みを求めたくなる。
25日23時追記)
下記のグラフは上が前日11時、下が前日17時JRA発表の単勝オッズのシェア割合だ。17時現在、若干1枠の2頭のシェア率が下がったように見えるが、それでも全体の4分の3以上をキープしている。
ドウデュースの人気が3番人気に上昇しているが、以前とシェア率を見ると大差なく、やはりタイトルホルダーとほぼ横並び、それに続くスターズオンアース、ダノンベルーガといった様子に変わりはない。
昨年のジャパンカップでみせたヴェラアズールの力強さ
昨年ジャパンカップを優勝したヴェラアズール。今年も昨年に続き、ライアン・ムーア騎手が騎乗予定だったが怪我によりホリー・ドイル騎手に乗り替わる。昨年のムーア騎手の手綱さばきがあまりに鮮やかだったので、今年ドイル騎手がどれだけヴェラアズールを"動かせるのか"が、参考レース映像を見ると改めて気になってしまう次第だ。
調教で動きが良かった人気の一角・リバティアイランド
調教で特によく感じたのはリバティアイランド、ドウデュースだ。
リバティアイランドは折り合い重視の内容で動きは素軽かった。一般的に特に牝馬については、直前の追い切りで動きすぎると本番前にピークに到達してしまい、逆効果になる傾向がある。その点、リバティアイランドは無理なく動けている印象を受けた。
ドウデュースは落ち着いて走れていたのが良かった。イクイノックスもいい状態をキープしている印象は受けた。間隔をあけたほうがいいタイプだとしたら少々積極的すぎる印象も否めなくはないが、やる気は十分に感じた。スターズオンアースは上昇気配を感じさせる動きで、軽いながらもしっかり前進気勢を見せるところが良かった。
■ジャパンカップ 調教動画 / JRA公式チャンネル
※各馬のリンクから直接その馬の調教動画に飛べます