【収納プロの自宅】キッチンシンク下収納方法を全公開
片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。私は普段、片付けや収納にお悩みのみなさんのご自宅にご訪問し、サポートする仕事をしています。
今回は、お客様のお悩みの多い場所でもある『シンク下収納』を、我が家の収納事例を基にご紹介していきます。シンク下収納は、大きなスペースですが、「誰にも見られない場所だし、キレイにする必要もない」と思い、適当に詰め込んでいる人が多い印象です。しかし、このスペースをしっかり収納改善をする事で、キッチンが使いやすくなってきます。
シンク下収納の特徴
シンク下収納は、キッチンのシンク(流し台)がある下の収納スペースです。一人暮らしのコンパクトなキッチンでも、立派な大きなキッチンでもいずれにしてもこの場所に収納スペースがあると思います。(たまに、収納を作らず、オープンスペースにしてゴミ箱置き場にされる方もいます。)
特徴としては、この場所には排水管が通っているため、湿気や臭いがこもりやす場所でもあります。基本的には食品などは収納しない方が良い場所です。
配管は水道の排水管以外にもディスポーザーなどがあり、かなり凸凹しているので、この場所を避けながら、うまく収納を作っていく必要があります。
シンク下収納の形状の違い
シンク下収納は、観音開き(画像①)と、引き出しタイプ(画像②)があります。昔は観音開き扉が多く、最近は引き出し収納主流かな?という感じです。
観音開きの収納は、大きな収納スペースがあり、棚や引き出しを入れたり、自分でアレンジできるのもポイントです。
引き出し収納は、引き出すことにより、奥までしっかり見渡すことができ、物を出し入れしやすいのが特徴です。
観音開き扉のシンク下の収納方法
我が家は、観音開き扉のシンク下収納です。どのように収納しているかを詳しくご紹介していきます。
シンク下のような大きな空洞のスペースは、そのまま物を入れていると、上に空間ができてしまったり、物を積み重ねてしまったり、奥の物が取り出せなくなってしまったりしてしまいがちです。100均グッズでどうにかしようとせず、シンク下専用のラックなどを活用する事がおすすめです。
右側:シンク下ラック(棚)
下に入っている黒のボックスは資源ゴミ置き場です。ビン、缶、ペットボトルなどは臭いもでないので、フタのないゴミ箱にしています。(ゴミ箱はダイソー110円の物です。)
我が家はマンションなので、いつでもゴミ出しができるので、小さいゴミ箱で対応しています。
シンク下ラックを入れて空間を上下2段に分けており、上のスペースには大きなゆで鍋や、レンジでパスタをゆでるアイテムなどを入れています。
ゆで鍋などはコンロ下にこだわらず、先に水を入れて使う物でもありますので、シンク下に収納するのもおすすめです。(サイズやスペースに合わせてコンロ下もOK)
左側:シンク下スライドラック(引き出し)
左側は、スライドして引き出せるシンク下ラックを入れています。引き出しはレールがついているので、重たい洗剤などが入っていても滑らかに引き出せて使いやすいです。
中に入っている物は、1つのボックスはキッチンで使う洗剤類のストック、1つのボックスはゴミ袋を収納しています。
ゴミ袋の収納は、ファイルボックスにハンギングフォルダという物を引っ掛けて、ゴミ箱をサイズ別に収納しています。ゴミ袋の収納は今までいろいろと試していますが、この方法は、省スペースで使いやすいので、気に入っています。
扉裏も活用してみよう
観音開き収納の良さは、扉の裏まで収納として使える事です。
例えば、扉裏にフックを付けたり、マグネットが付けれるステンレスシートなどを取り付けると物を掛けて収納できるようになります。私は置き場所に困る、ゴム手袋の定位置にしています。
また、扉の蝶番部分の金属部分に小さなマグネットフックを付ける事もできますよ。賃貸で粘着シートを貼るのが気になる方は、ぜひ試してみて下さい。
私は、ゴミ箱の近くに、ゴミの分別の際にキャップを外すアイテムを掛けて収納しています。
今回は我が家の収納事例を詳しくご紹介しましたが、また今度はお客様の事例(ビフォーアフター)などもご紹介していきたいと思います。
ぜひフォローして、また読んでいただけたらうれしいです。
筆者:鈴木久美子(片付け・収納の専門家)
整理収納アドバイザー1級、クリンネスト1級の資格を持ち、片付けや収納に悩む個人宅にご訪問し、片付けや収納の悩みを解決し、オンラインレッスンでも全国から依頼を受ける。TV、メディア出演多数。Instagram、公式YouTubeチャンネルでは毎日の暮らしにちょっと役立つ情報を発信中。