浮気したくなったことある?専門家が語る浮気をする理由の男女別ランキング1位と泥沼からの脱出法
みなさんこんにちは。仕事に役立つ心理学の赤田太郎です。
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今回の記事では、職場でも話題になる浮気についてお話したいと思います。浮気とは、結婚していたり彼氏がいるにも関わらず、別の異性と関係をもつことですが、専門的には婚外交渉といいます。家族心理学の視点から婚外交渉をする理由の男女別ランキング1位と、夫婦の真価が浮気を契機に見直されることについて、お話したいと思います。
浮気をする理由ランキング1位とは
少し古い研究ですが、南(1987)によると、浮気をする理由1位は、男性は「なりゆきまかせ」で、女性は「心理的なつながりを求めて」とされます。
どうやら、男性はあまりものごとを深く考えずに浮気をしているようです。たしかに、浮気に対するネット記事には、浮気をすることによる破滅的な末路、というような記事がありますし、いかにも成り行き任せが多いのだろうなと感じさせます。また、浮気によって失う経済的・社会的ダメージは計り知れないにも関わらず、男性は浮気をしてしまうのです。
一方で、女性の方は心理的なつながりを求めて、という理由が一番多いです。これは現状の夫婦関係の寂しさを反映しているように思えます。そういう意味で、女性の浮気にはもともとの彼氏や夫に大きな原因があるのかもしれません。
このふたつが重なり合うなら、寂しさを抱えている女性にたまたま男性が出逢うことで、婚外交渉へと進展していくことがわかります。
婚外交渉が泥沼化するプロセス
浮気の関係は、はじめは新鮮に感じられて、生まれ変わった自分に酔う事ができる刺激的なものになります。
しかし、結局のところは過去の自分を引きずっており、新しい対人関係が惰性になります。再び古い自分が顔を出し、抜け出せない自分に悩む時期が来ます。
色褪せた浮気関係を解消することは、至難の技となります。情緒的な結びつきを求めている女性に対して、よく考えずに付き合った男性にとっては、この関係が重荷なるのは容易に想像されます。浮気関係破綻の後、女性が男性を訴えることは珍しくなく、逆がケースがほとんどないことにも現れていると思います。
発覚が夫婦関係の現状を再認識させる
浮気が発覚すると、何が起こるのでしょうか?夫婦二人の関係が改めて問われることになります。
人間関係は目に見えないため、破られて初めて気がつくのです。こうした二人の仲の距離感は、浮気の発覚が契機となって問い直されることになります。場合によれば、このきっかけで二人の関係が破綻することにもなりますし、逆に仲を深めるチャンスにもなるのです。
いかがでしたでしょうか?
家族心理学から、婚外交渉が夫婦二人の関係にどのように影響を与えるのかについて解説しました。具体的に解決するためには、第三者として心理カウンセラー(カップルカウンセリング)が介入することが有効ですので、ぜひ検討をしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。