定額制音楽配信サービス乱立で、ハイレゾのソニーはどうなる 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.136
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石川 温の「スマホ業界新聞」
2015/06/27(vol.136)
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《目次》
1.アップルミュージック開始で定額制音楽配信サービスが乱立
━━このタイミングでハイレゾにこだわるソニーは大丈夫なのか?
2.フリーテルが「Made by JAPAN」を全力でアピール
━━「半濁点入力」の改良に苦戦して、リリースを半年以上も延期
3.5月28日開始「dグルメ」契約者が早くも22万人を突破
━━今後、増えていきそうな有力サービスとキャリアのシナジー戦略
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.アップルミュージック開始で定額制音楽配信サービスが乱立
━━このタイミングでハイレゾにこだわるソニーは大丈夫なのか?
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国内の定額制音楽配信サービスが盛り上がりを見せている。
実際に、AWA、LINEミュージック、さらにdヒッツを使っているが、それぞれ個性があって面白い。
AWAは、ネットでの評価にもあるように、国内のアプリとは思えないほど、ユーザーインターフェースが気持ちいい。比較的、洋楽が充実しており、学生時代に良く聞いていた楽曲を見つけ、懐かしく聞いていたりする。
一方、dヒッツは、邦楽のベタなアーティストが揃っており、これはこれで結構、楽しい。ユーザーインターフェイスは、AWAと比べるとかなり努力が必要な感があるが、すでに300万人がいるサービスということで、「万人向けの操作性」ということなのかも知れない。
LINEミュージックに関しても、LINEやTwitterなどの共有できる楽しみがあるのは、強みを発揮しそうだ。公式アカウントを持つアーティストがLINEミュージックを活用するプロモーションも今後に期待したいところだ。
さて、そんななか、6月30日にはApple Musicがスタートする。「日本国内はどうなるのか」という疑問がつきないが、おそらく、6月30日、もしかすると米国時間に合わせて7月1日までにはサービスインするのではないだろうか。
テイラー・スイフトとのいざこざは、結果として、良い宣伝になった。
アーティストに突っ込まれて、方針を変える体制を「素晴らしい」とは思わない。しかし、結果として、両者とのやりとりにより、一般メディアまでアップルミュージックのことを取り上げるようになった。このあたりのアップルのプロモーション戦略は「素晴らしい」の一言に尽きる。
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