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石川 温の「スマホ業界新聞」

2015/06/13（vol.134）

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《目次》

1．息の長いバージョンアップでユーザーに信頼されるiOS

━━Andriodはキャリアの都合でアップデートを早々に断念

2．OS X El Capitanで期待できそうな「日本語ライブ変換」

━━「何となくATOK」の牙城を切り崩すことはできるのか

3．iOS9でiPadに「Split View」機能を新搭載

━━アップルはWindows8のような操作性を目指すのか

4．今週のリリース＆ニュース

5．編集後記

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1．息の長いバージョンアップでユーザーに信頼されるiOS

━━Andriodはキャリアの都合でアップデートを早々に断念

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WWDCでは、今秋公開予定となる「iOS9」の紹介にかなりの時間が割かれた。ひとつ注目しておきたいのが対象機種の多さだろう。

iOS9では、最新モデルとなるiPhone6／6Plusはもちろんのこと、iPhone5／5S／5c、さらにはiPhone4Sまで対象機種だ。

iPhone4Sは2011年秋に発売された機種であり、iOS9がリリースされるころには丸4年も経過することになる。

一方、iPadもiOS9ではiPad2からアップデート対象機種だ。iPad2も2011年春の発売である。

これらの対象機種は、iOS8と同じだ。iOS9がどちらかといえば、iOS8のマイナーバージョンアップ的な位置づけと言えるため、対象機種が同じなのは当然かも知れない。しかし、4年前の機種でも、最新OSを使えるというのは、やはりユーザーにとっても大きな魅力となるし、サービスやアプリを提供する側としても、何かとありがたい存在と言えるだろう。