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肥満だけではない!?睡眠時無呼吸症候群になりやすい人の特徴3選

rina 睡眠インテリア睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

睡眠時無呼吸症候群という言葉は誰もが聞いたことがあるかもしれませんが、この症状になりやすい人がいることは詳しく知られていないかもしれません。当てはまる人は特に、事前の予防意識を持っておくことが大切です。

・睡眠時無呼吸症候群になりやすい人の特徴3選

❶肥満

睡眠時無呼吸症候群のリスクが上がる代表的な特徴が肥満です。
無呼吸になってしまう原因の多くは、鼻や口からの空気の通り道である「気道」が塞がってしまうことです。
肥満の人は首回りの脂肪により気道が圧迫され、気道が狭く塞がりやすい状態です。肥満傾向の人は肥満解消を心がけましょう。

睡眠時無呼吸症候群になると睡眠の質は低下してしまいます。そして、睡眠が不十分だと食欲増加ホルモンが増えることがわかっています。[肥満→無呼吸→睡眠の質低下→食欲増進→肥満]の負のループに入りやすいので気を付けましょう。

❷男性

睡眠時無呼吸症候群の男女比は約2:1で男性が多いといわれています。
その理由の1つは、男性は女性に比べ、内臓脂肪がつきやすいことが影響していると考えられています。男性は首回りに脂肪がつきやすいため、気道が閉塞しやすいといえるでしょう。さらに、男性は女性に比べて舌がやや大きいことも気道の閉塞につながりやすい要因の可能性があるようです。

❸顎が小さい、小顔

睡眠時無呼吸症候群になりやすい人は「肥満」だけではありません。生まれ持った骨格も影響します。小顔で顎が小さい人、下顎が後退している骨格の人は、気道が狭く、舌が落ち込み気道が塞がりやすいといわれています。
女性で痩せている人でも、睡眠時無呼吸症候群になる可能性はありますし、日本人は欧米人と比べ顎が小さい傾向にあるので、要注意です。

・睡眠時無呼吸症候群を放置するとどうなるの?

睡眠の質の低下はもちろんですが、睡眠時無呼吸症候群の治療をせず放置してしまうと睡眠中に酸欠状態になり、心臓や血管に負担がかかります。高血圧や糖尿病、さらには心筋梗塞や脳卒中のリスクも上がるため、場合によっては死のリスクにも影響することがわかっています。
予防と早めの対策が必要です。

さいごに

睡眠時無呼吸症候群は自身では気づきにくく、家族やパートナーからの指摘で気付くケースが多いとされています。
自身で気付くためには、日中の眠気や疲労感、夜中に何度も目が覚めるなどの自覚症状の有無や、さらに最近はスマートフォンアプリやスマートウォッチで簡易チェックが可能なものもあります。

放置しておくと大きな疾患につながりかねないので、兆候が見られた場合は医療機関への受診をおすすめします。

睡眠健康指導士/インテリアコーディネーター/薬剤師

上級睡眠健康指導士、インテリアコーディネーター、薬剤師。 健康系やインテリア系記事のライターをしたり、睡眠の質を上げる!?インテリアコーディネートのコツを発信したり、薬局で勤務したりしています。

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