【京都市】鴨川は増水 傘折れ、帽子飛ぶ暴風雨 JR運転見合わせ 商業施設や商店街も軒並み臨時休業!
阪急電車で四条河原町へ向かっていると、車内では、「風雨がひどくなると減速、運転停止の可能性がある」とのアナウンスが頻りに流れています。阪急電車は、特急、準特急などの運行を見合わせ、準急、普通車のみ運行。京都市内にも大雨暴風警報が出ています。
突然、乗客のスマフォが一斉にけたたましく警戒音がなりました。京都市は、2023年8月15日午前8時50分に水尾、宕陰学区に(警戒レベル3)高齢者等避難を発令しました。避難場所は水尾小学校、越畑自治会館、宕陰出張所となっています。
四条大橋から見ると鴨川が増水して荒れ狂っています。夏の風物詩の川床もテーブル類がかたづけられ、すっきりした空間に怒涛のように雨が降りかかっていました。暴風雨で折れた傘を追いかける人や、帽子を鴨川に飛ばされて呆然とする人の姿もありました。
台風7号の接近に伴い京都河原町ガーデンや高島屋も一斉に休業しています。四条通は人通りも車もほとんどなく、ただ道路に大粒の雨がたたきつけるように降り注いでいます。
新京極商店街では、ほとんどシャッターが閉まり、臨時休業の張り紙がしてあり、新型コロナ禍を彷彿させるような雰囲気となっていました。アーケードがあるものの、蛸薬師通りや六角通などの広い通りからの強い横雨が入り込んで新京極通もびしょぬれとなっていました。
京都の台所錦市場では、強固なアーケードでおおわれているため、交通状況などを鑑み、シャッターを閉めて臨時休業する店と、通常通りの営業をする店とが真っ二つに分かれました。海鮮市場のスタッフの女性は、「雨の時は却って人が多いけど、台風だからね。開けてみないと分らんね」と話されていました。
JR京都駅では、嵯峨野線の一部を除いて、京都線、神戸線などで全線運転見合わせとなっており、知らずに来た乗客らへの対応に職員らが追われる様子が見えました。振替輸送は行っていません。
京都駅ビルの飲食店や各商業施設、伊勢丹、京都タワーサンド、京都ポルタの各店舗なども一斉に休業の張り紙がしてあり、明かりが消えた構内は薄暗く不気味な雰囲気さえしました。
他にも、各寺社仏閣の万灯会などのお盆行事やイベントの中止などが相次いでいて、影響は大きいようです。みなさんもなるだけ外出は控え、対策をお願いします。