『美味しすぎるかき氷店』としてこの夏 大人気だった「塩屋商店」が、この秋 “ごはん部”(ランチ)をはじめたのをご存知でしょうか？

秋も深まる中、かき氷のオフシーズン(2023年10月17日～2024年5月初旬頃まで)に、 期間限定の“ごはんメニュー” が登場。2週間ごとに更新される* “選べるメニュー(A or B)” は、こだわりのメイン料理2品とサラダ、副菜(３品)、スープ、ごはん、ドリンクが付いて1530円(税込)。

＊メニューの更新は、定休日の日・月いずれかに公式インスタグラム(外部リンク)で発表があります。

あの『美味しすぎるかき氷』をつくる店主 塩屋 亮子(しおや りょうこ)さんの “ごはん部”。snsでは早くも「そりゃ美味いよ..」と話題です。

国道旧26号線「樽井北」交差点(角 ファミリーマート)を海側へ1分ほど行ったところに店を構える「塩屋商店」(Googleマップ参照)。

この夏の賑わいっぷりは、通りすがりの人でも「なんや？　あの店？」と、気になったのでは？　(「美味しすぎるかき氷」については、前回の記事をごらんください)

取材日は、こちらの都合でお昼時を過ぎた14時頃に訪問させていただきましたが、店内では、数名のお客様が食事を楽しんでいらっしゃいました。

前回の記事でもお伝えしましたが、「塩屋商店」は古着を扱う「LOVE DOVE SHOP」も併設されているので、料理を待つ間 古着も楽しめます。

10月17日(火)から28日(土)までのランチメニューはこちら。

AとB、どちらも好きなものばかりで悩んでしまいます。「サーモンフライ」や「エビカツ」も魅力的ですが、「ガーリックシュリンプ」が好きすぎるので “A” をオーダーすることに。

料理到着まで、ちょっとウロつきます。

*お水のおかわりは「ウォータージャグ」からご自由に…のシステム。

＊1杯目は提供されます。

ウロウロすること5分、料理が到着しました。

ちなみに「塩屋商店」は、前払い制。オーダー後、レジでお会計を済ませてから着席しましょう。

めっちゃ美味しそう…。14時まで我慢した甲斐がありました。

“A” のメイン料理は、とりのコチュジャン焼きとガーリックシュリンプです。

とりのコチュジャン焼きは、手羽先が甘辛いコチュジャンにしっかり漬け込まれていて味しみしみ。辛さより甘みが強いので、ごはんも進みます。

豪快に手で持って食べましたが、ビールが飲みたくなる味です 笑！

ガーリックシュリンプは、「殻ごとガブリといっちゃって～」と塩屋さん。

殻が苦手な方は、殻に切れ込み(味を染み込ませるため)が入っているのでペロンと取っちゃってください、とのこと。

このガーリックシュリンプ、大好きかも…。ニンニクの香り、味の染み具合、塩加減、どれをとってもパーフェクト。ひとつ、ひとつのお料理が時間をかけて下準備されたものだということは、食べればわかります。

ほかにも、里芋のてり焼き、タコとセロリとれんこんの和え物、大根とシソのナムルなど、家庭では思いつかないような副菜(創作料理)はどれも美味しく、大満足のプレートランチです。

これ、何のスープ？　と主婦歴の長いわたしでも一口飲んだだけではわからないほど複雑で奥深い味のスープに一瞬？　となりました。でも、これがすごく美味しい。

「鶏ガラとキノコで出汁をとったスープです」と塩屋さん。

「やっぱりセンスがいいんだよな～、この人」と、ちょっと羨ましく思います。

モリモリのサラダもうれしい。

人参のマリネや、ドレッシングのチョイスも良い感じ。

老若男女、どなたでも食べやすいように、量や栄養バランスを考えてメニューを考案している、といいます。「自分ごはん」はつい手抜きになってしまう主婦の息抜きにもぜひ訪れてほしいと感じます。

お昼時に食べられるメニューは、ほかにもこんなものが。

これ、こんなスペースに小さく書いてあるのがもったいないほどスパイスが効いていて本格的な「キーマカレー」ですよ！(辛さは控えめ)

それにこの値段、あれこれついて安すぎます…。隠れた人気メニューになりそうな予感。

食後のコーヒーは、岬町淡輪にある自家焙煎ショップ「ひろしげ珈琲倶楽部」から仕入れた豆を、１杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れてくださいます。

食後にこだわりのコーヒーが飲める幸せ。香り高くコク深い、それでいて少し酸味もあるコーヒーです。豆は、「アイスコーヒー用」「ブレンド・ラテ用」と2種類仕入れているとのこと。もう少し寒くなったらブレンドも飲んでみたい。

もちろん、食後のドリンクはコーヒー以外からもお選びいただけますのでお好みでチョイスしてくださいね。

黒板にチョークで書かれたメニュー。

“ごはん部” という部活のようなネーミング。

どれをとってもセンスありありな「塩屋商店」。

今後は、「生地からつくる手作りピザ」や「パスタ」などの提供も検討しているそうですよ。

1年を通して楽しませてくれる「塩屋商店」。

食欲の秋、みなさんも “ごはん部” に参加してみては？