新型コロナウイルスがNBAからMLBへ!? 感染したNBA選手の父は…
NBAでは、2人の選手が新型コロナウイルスに感染している。ユタ・ジャズのルーディ・ゴベールとドノバン・ミッチェルが、相次いで陽性反応を示した。
ミッチェルの父、ドノバン・ミッチェルSr.は、元マイナーリーガーだ。1992年のドラフトで、ヒューストン・アストロズから14巡目・全体377位指名を受け、その年から7シーズン、マイナーリーグでプレーした。二塁とセンターを中心に内外野を守り、780試合で打率.275と出塁率.332、21本塁打と137盗塁を記録した。
選手生活を終えた後、ミッチェルSr.はニューヨーク・メッツに入団し、マイナーリーグのコーチや監督などを経て、現在はフロントで働いている。肩書きは、プレーヤー・リレーションズ&コミュニティ・エンゲージメントのディレクターだ。
3月12日、メッツは声明を発表した。そこには、ミッチェルSr.に球団施設へ来ないように要請したことと、予防措置として新型コロナウイルスの検査を受けさせることが記されている。また、ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンは、こう報じている。ミッチェルSr.は3月4日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで息子の試合(写真)を観戦し、その翌日、メッツがスプリング・トレーニングを行うフロリダへ戻った、と。ただ、2人が会ったかどうかについては、触れていない。
なお、2018年の冬にCBSスポーツのリード・フォーグレイブが書いた記事によると、子供の頃、ミッチェルJr.はメッツのロッカー・ルームに出入りしていて、自分の部屋に貼った最初のポスターは、メッツの三塁手、デビッド・ライトだったという。高校時代の怪我がなければ、メジャーリーガーになっていた可能性もあった。
【追記:3/14】ミッチェルSr.の検査結果は陰性(新型コロナウイルスに感染していない)とメッツが発表した。